F1ラスベガスGP FP1レポ:メルセデス1-2 大幅改良の角田裕毅RBは最下位
2024年のF1世界選手権 第22戦 ラスベガスGPのフリー走行1回目が現地11月21日(木)にラスベガス・ストリップ・サーキットで行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがペースを上げ、チームメイトのジョージ・ラッセルとマクラーレンのランド・ノリスを大きく引き離した。

日が沈み、トラックに投光照明が照らされると、FP1が現地時間18時30分に開始され、ドライバーたちは早速コースに出た。

チャンピオンシップの有力候補であるマックス・フェルスタッペンとノリスも例外ではなく、ターン14への進入を大幅にミスし、ランオフエリアに飛び出したが、2024年のタイトルレースで決定的なイベントとなる可能性があるスタートで、両者とも無傷で済んだ。

一方、ウィリアムズのドライバーであるアレックス・アルボンとフランコ・コラピントは、インテルラゴスで大きなダメージを負ったマシンの修復にチームが全力を尽くした結果、レースに出場した。しかし、2人ともレースディレクターの指示に従わず、ピットエントリーの白線を越えたことが記録された。

セッション中盤、ハミルトンはチームメイトのラッセルと、ブラジルでの厳しい週末をなんとか乗り越えようとしていた前述のノリスをリードしていた。7度のチャンピオンに輝いたハミルトンは当初、「戻ってくるのは嫌だ」と感じていた。

ドライバーたちがソフトタイヤに履き替えると、ノリスが1分35秒954のベンチマークを出し、フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツのペアに次ぐ2番手につけた。一方、ステアリングホイールに「接続の問題」を訴えたフェルスタッペンは、アルピーヌのピエール・ガスリーとオスカー・ピアストリの後ろの6番手だった。

メルセデスは赤いマークのついたタイヤにやや遅れて動き、ラッセルが1分35秒619を記録し、ノリスよりも3分の1秒速いP1の新しいタイムを記録した。その後、1分35秒397まで改善し、ハミルトンの最初の記録を上回った。

ハミルトンは2周目にもさらにタイムを縮め、3つのセクターのうち2つで紫のラインを塗りつぶし、残りの1つでは自己ベストを更新して1分35秒001を記録し、トップタイムを0.4秒差で奪取した。

角田裕毅 F1 ラスベガスグランプリレッドブルRB20のリア周りを移植したRBは低調なFP1セッションとなった。

そのため、シルバーアローはセッションを圧倒的なワンツー体制で終え、ノリス、ルクレール、フェルスタッペン、サインツ、そしてアロンソが続いた。アロンソは、アストンマーティンをピアストリ、ガスリー、レッドブルのセルジオ・ペレスよりも上位に位置づけた。

最後の3グランプリとなりそうなレースに臨むケビン・マグヌッセンは、ハースのペースの良さを垣間見せ、11位でフィニッシュした。これは、ランス・ストロールのアストンマーティン、ウィリアムズのアルボン、そしてもう一台のアルピーヌのエステバン・オコンのすぐ前の順位である。

ニコ・ヒュルケンベルグはVF-24で15番手、それに続くのは、新しいパワーユニットのコンポーネントを搭載したため5グリッド降格ペナルティを受けるバルテリ・ボッタス、コラピントのウィリアムズ、キック・ザウバーの周冠宇、そして週末のスタートは控えめなものとなったRBの2台、角田裕毅とリアム・ローソンだった。

RBは、F1ラスベガスGPにむけてレッドブルRB20のリア周りを移植したが、最初のフリー走行ではデータ取りのためか競争力のあるタイムは記録しなかった。

ドライバーとチームは、パドックでデータを分析し、現地時間22:00から開始予定の2回目のプラクティスに備える。

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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1ラスベガスGP