トト・ヴォルフ フェラーリF1への疑念を否定「不正を示唆したつもりはない」

メルセデスとフェラーリは2026年シーズンの開発競争を続けており、両チーム代表の発言はシルバーストンでも話題となった。
ヴォルフはコストキャップ違反を示唆したわけではないと強調し、バスールとの間に生じた誤解の解消を図った。
フェラーリの開発ペースを巡る誤解
発端となったのは、オーストリアGP後にヴォルフがフェラーリの積極的なアップグレード投入について語ったコメントだった。
フェラーリは今季、マイアミとバルセロナで大型アップデートを投入し、オーストリアではパワーユニットのアップグレードも実施。一方、メルセデスの大規模アップデートはカナダGPの1回にとどまっている。
ヴォルフは、この違いを踏まえ、「シーズン終盤までにどれだけアップデートを投入できるのか興味深い」と語り、コストキャップとの兼ね合いに言及した。
しかし、この発言を受けたフレデリック・バスールはシルバーストンで次のように反論した。
「レッドブルやメルセデスが開発すれば天才扱いされる。でも僕たちが開発すると『不正をしている』という話になる」
さらに、「もし彼がコストキャップ超過を示唆しているのなら、その方向に話を持っていっていることになる」と不快感を示していた。

ヴォルフ「単なる観察だった」
これに対し、ヴォルフはSky Sports F1の取材で、自身の発言は誤解されたものだと説明した。
「フレッドはとても感情豊かな人だ。見出しだけではなく僕のコメント全体を読んでいれば、あれが単なる観察だったことは分かったはずだ」
ヴォルフは、フェラーリが不正をしていると示唆したつもりはないと改めて強調した。
「僕が言ったのは、『シーズン終盤までにどれだけ多くのアップデートを投入できるのか興味深い』ということだけだ」
「僕たちは皆、チームの成功に情熱を注いでいる。ああいう感情的な反応になるのも理解できるし、それで構わない」
コストキャップ違反を示唆する意図は否定
ヴォルフは最後に、今回の騒動は自分の真意とは異なる形で受け取られたと締めくくった。
「誤解されたんだ。もし僕が何かをはっきり伝えたいと思えば、そう言う。でも今回は、そういう意味ではまったくなかった」
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