F1オーストリアGP フリー走行1:レッドブルF1のフェルスタッペンが最速
2021年 F1世界選手権 第9戦 F1オーストリアGPのフリー走行1回目が7月2日(金)にシュタイアーマルク州のレッドブル・リンクで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録した。
F1オーストリアGPは、先週に続きレッドブル・リンクでの開催。F1フランスGPから続く3連戦の締めくくりとなる。
美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成されるレッドブル・リンクは、異彩を放つ特性を持ったサーキット。丘陵地帯のため、高低差が大きく、ストレートにはいずれもうねりが施されている。また、急な上り坂や、ストレートも多いため、パワー依存が最も大きいサーキットでもある。
金曜日の天気は曇り空。気温17.9度、路面温31.3度と先週末よりも涼しいコンディションで60分間のFP1セッションはスタート。
今回のF1オーストリアGPのフリー走行1回目では、アルピーヌF1の育成ドライバーである周冠宇がフェルナンド・アロンソに代わって走行を担当。現在、F2のチャンピオンシップリーダーである周冠宇にとっては初のグランプリ週末での走行、中国人ドライバーとしては8年ぶりの出走となった。また、アルファロメオがカラム・アイロット、ウィリアムズはロイ・ニッサニーを走らせた。
ピレリは、2周目となる今回のF1オーストリアGPにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)と1ステップ柔らかいコンパウンドを選択。また、プラクティスで新しい構造のリアタイヤをテスト。前半はほとんどのチームがミディアムに相当するこのコンパウンドでの走行を実施した。
その後、ソフトタイムでワンラップのプログラムを実施した後、ロングランに移行する、もしくはテストタイヤで走行するチームに分かれた。
全体的に様々なことを試すことが目的のFP1セッション。トップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。1週間前にポール・トゥ・ウインで圧勝したフェルスタッペンは、天候のタイヤが違ってもその状態をある程度維持。37周を走行して1分05秒143をマークした。チームメイトのセルジオ・ペレスは0.583秒差の8番手だった。
2番手にはシャルル・ルクレール、3番手にはカルロス・サインツと前週に好調だったフェラーリ勢が続いた。
4番手にはメルセデスF1のバルテリ・ボッタス。トップとの差は0.302秒。チームメイトのルイス・ハミルトンは7番手。異なるリアウイングなど、様々なことを“実験”していたメルセデスF1。ハミルトンは、ホイールのグルーブが深すぎると訴えて交換していた。
5番手にはアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅。9番手だったチームメイトのピエール・ガスリーを0.252秒上回った。
3名のレギュラー以外のドライバーは、周冠宇(アルピーヌF1)がエステバン・オコン(9番手)から0.434秒差の14番手、カラム・アイロット(アルファロメオ)はキミ・ライコネン(6番手)から0.978秒差の15番手、ロイ・ニッサニー(ウイリアムズ)はニコラス・ラティフィを0.295秒上回って18番手だった。
F1オーストリアGPのフリー走行2回目は、この後22時(現地時間15時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1オーストリアGP
F1オーストリアGPは、先週に続きレッドブル・リンクでの開催。F1フランスGPから続く3連戦の締めくくりとなる。
美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成されるレッドブル・リンクは、異彩を放つ特性を持ったサーキット。丘陵地帯のため、高低差が大きく、ストレートにはいずれもうねりが施されている。また、急な上り坂や、ストレートも多いため、パワー依存が最も大きいサーキットでもある。
金曜日の天気は曇り空。気温17.9度、路面温31.3度と先週末よりも涼しいコンディションで60分間のFP1セッションはスタート。
今回のF1オーストリアGPのフリー走行1回目では、アルピーヌF1の育成ドライバーである周冠宇がフェルナンド・アロンソに代わって走行を担当。現在、F2のチャンピオンシップリーダーである周冠宇にとっては初のグランプリ週末での走行、中国人ドライバーとしては8年ぶりの出走となった。また、アルファロメオがカラム・アイロット、ウィリアムズはロイ・ニッサニーを走らせた。
ピレリは、2周目となる今回のF1オーストリアGPにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)と1ステップ柔らかいコンパウンドを選択。また、プラクティスで新しい構造のリアタイヤをテスト。前半はほとんどのチームがミディアムに相当するこのコンパウンドでの走行を実施した。
その後、ソフトタイムでワンラップのプログラムを実施した後、ロングランに移行する、もしくはテストタイヤで走行するチームに分かれた。
全体的に様々なことを試すことが目的のFP1セッション。トップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。1週間前にポール・トゥ・ウインで圧勝したフェルスタッペンは、天候のタイヤが違ってもその状態をある程度維持。37周を走行して1分05秒143をマークした。チームメイトのセルジオ・ペレスは0.583秒差の8番手だった。
2番手にはシャルル・ルクレール、3番手にはカルロス・サインツと前週に好調だったフェラーリ勢が続いた。
4番手にはメルセデスF1のバルテリ・ボッタス。トップとの差は0.302秒。チームメイトのルイス・ハミルトンは7番手。異なるリアウイングなど、様々なことを“実験”していたメルセデスF1。ハミルトンは、ホイールのグルーブが深すぎると訴えて交換していた。
5番手にはアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅。9番手だったチームメイトのピエール・ガスリーを0.252秒上回った。
3名のレギュラー以外のドライバーは、周冠宇(アルピーヌF1)がエステバン・オコン(9番手)から0.434秒差の14番手、カラム・アイロット(アルファロメオ)はキミ・ライコネン(6番手)から0.978秒差の15番手、ロイ・ニッサニー(ウイリアムズ)はニコラス・ラティフィを0.295秒上回って18番手だった。
F1オーストリアGPのフリー走行2回目は、この後22時(現地時間15時)から行われる。
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分05秒143 | 37 | |
2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分05秒409 | 0.266 | 33 |
3 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分05秒431 | 0.288 | 33 |
4 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分05秒445 | 0.302 | 31 |
5 | 26 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | 1分05秒474 | 0.331 | 35 |
6 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分05秒586 | 0.443 | 28 |
7 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分05秒709 | 0.566 | 32 |
8 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 1分05秒726 | 0.583 | 31 |
9 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分05秒726 | 0.583 | 36 |
10 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分05秒880 | 0.737 | 28 |
11 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分05秒980 | 0.837 | 30 |
12 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分06秒181 | 1.038 | 31 |
13 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分06秒203 | 1.060 | 30 |
14 | 37 | 周冠宇 | アルピーヌ | 1分06秒414 | 1.271 | 29 |
15 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分06秒444 | 1.301 | 28 |
16 | 98 | カラム・アイロット | アルファロメオ | 1分06秒564 | 1.421 | 28 |
17 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分06秒583 | 1.440 | 29 |
18 | 45 | ロイ・ニッサニー | ウィリアムズ | 1分06秒683 | 1.540 | 34 |
19 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分06秒978 | 1.835 | 36 |
20 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分07秒316 | 2.173 | 30 |
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