ルノーに執行猶予付きの参戦停止処分 (クラッシュゲート)

2009年9月21日
ルノー 2年間の執行猶予付き参戦停止
FIAは、世界モータースポーツ評議会の公聴会を終え、ルノーに対して2年間の執行猶予処分付きのチャンピオンシップ参加資格剥奪の処分を下した。

21日、パリで2008年シンガポールGPでのクラッシュゲートの公聴会が開かれた。ルノーは、公聴会に先駆けて、チーム代表のフラビオ・ブリアトーレとエンジニアリング・ディレクターのパット・シモンズを解任。ルノーの謝罪と、両名のチーム離脱が考慮され、処分は軽減される結果となった。

フェルナンド・アロンソ、クラッシュゲート公聴会に召喚

2009年9月21日
フェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソは、9月21日にパリで開催されるクラッシュゲートに関する世界モータースポーツ評議会の公聴会に召喚された。

フェルナンド・アロンソは、召喚命令を受け取ったことを「大きな驚きだ」と述べていると多くのメディアは報じている。

アロンソは、2008年のシンガポールGPでの陰謀には加担していないとしているが、実際アロンソはそのレースで優勝しており、ネルソン・ピケJr.の意図的なクラッシュから恩恵を受けている。

ルノーCOO、ルノーF1チームの過ちを認める

2009年9月18日
ルノーF1チーム
ルノーのパトリック・ペラタ最高執行責任者(COO)は、ルノーF1チームの2008年シンガポールGPでの行動に対して、誰かが償う必要があったと語る。

「すべての詳細を知っているわけではないが、過ちがあった。過ちには処罰が必要だ」とパトリック・ペラタはフランスのラジオ“RTL”で語った。

ルノーは、チーム代表のフラビオ・ブリアトーレとエンジニアリング・ディレクターが退任したことを発表している。

フラビオ・ブリアトーレ 「ルノーを救うために辞めた」

2009年9月17日
フラビオ・ブリアトーレ ルノーF1チーム
フラビオ・ブリアトーレは、ルノーF1チームを救うためにチームを去ったと語る。

9月21日に行われるクラッシュゲート問題の公聴会を前に、フラビオ・ブリアトーレは、パット・シモンズとともに2000年から率いたチームを去った。

ルノーF1チームは、2008年シンガポールGPに関するFIAの最近の申し立てに異議を唱えないとの声明を発表した。

カルロス・ゴーン、F1チームのクラッシュゲート問題に沈黙

2009年9月17日
ルノー カルロス・ゴーン
ルノーのカルロス・ゴーンCEOは、ルノーF1チームのクラッシュゲート問題に関してコメントを控えている。

クラッシュゲート問題により、ルノーF1チームの幹部ふたりが退任しており、企業イメージに莫大な損害を与えている。

さらには、刑事責任や訴訟などの噂が流れるなか、来週月曜日の世界モータースポーツ評議会による処罰によって、さらなるダメージもありうる。

ネルソン・ピケJr.のテレメトリ・データ (2008年F1シンガポールGP)

2009年9月17日
テレメトリ・データ
ネルソン・ピケJr.が、2008年F1シンガポールGPでクラッシュした13/14周目のテレメトリ・データが公開された。

このグラフは、調査員がFIA技術部門が提供したものとされている。

グラフを見ると、ピケJr.はターン17の出口でアクセルを踏み、リアホイールのスピンを誘発している。その後、本能的からか一度アクセルを離しているが、再びアクセルを踏んでマシンをスピンさせ、マシンを壁にクラッシュさせている。

ルノーのシンガポールGPでの無線通話記録が流出

2009年9月17日
ルノー F1 シンガポールGP
クラッシュゲート問題にゆれる2008年シンガポールGPでのルノーの無線通話記録が流出した。

無線通話記録は、ネルソン・ピケJr.の意図的なクラッシュを示す重要な証拠とみられていた。

ここでは、無線通話記録の鍵となるであるいくつかの部分を紹介する。

フェルナンド・アロンソは、シンガポールGPでソフトタイヤでの3ストップ戦略でレースをスタート。予測では17周目あたりが1回目のピットストップだったと思われる。

デビッド・リチャーズ、ルノーとの交渉を否定

2009年9月17日
デビッド・リチャーズ
デビッド・リチャーズは、フラビオ・ブリアトーレの後任としてルノーと交渉中であるとの報道を否定した。

ルノーF1チームの前身チームであるベネトンでチーム代表を務めたデビッド・リチャーズは、アラン・プロスト、GP2チームのARTを運営するフレデリック・バスールとともにフラビオ・ブリアトーレの後任候補に名前が挙がっていた。

報じられたところでは、デビッド・リチャーズは水曜日にルノーのエンストンの本部を訪問したという。

ルノー、意図的なクラッシュを認めブリアトーレとシモンズを解任

2009年9月16日
ルノー フラビオ・ブレアトーレとパット・シモンズを解任
ルノーは、ネルソン・ピケJr.に故意のクラッシュを命じたことを認め、マネージングディレクターのフラビオ・ブリアトーレとエンジニアリングディレクターのパット・シモンズがルノーF1チームを離れたことを明らかにした。

昨年のシンガポールGPで、ネルソン・ピケJrに故意にクラッシュを命じたとして、ルノーは9月21日に世界モータースポーツ評議会での審議させることになっている。
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