レーシングブルズF1代表 「落ち込んでいた」リアム・ローソンの復活を称賛

ニュージーランド出身のローソンは、2025年シーズン開幕時にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルに昇格したが、わずか2戦で苦戦を強いられ、角田裕毅と交代する形で姉妹チームのレーシングブルズに戻された。そこで彼は、経験のないVCARB 02に乗り込むことを余儀なくされた。
7月にローラン・メキースがレッドブルへ昇格した後、レーシングブルズ代表に就任したパーメインは、ハンガリーでのチーム代表記者会見で次のように語った。
「正直に言うと彼は素晴らしい仕事をしている。レッドブルでの2戦は彼にとって非常に厳しいものだった。彼はこれを言われても感謝しないだろうが、確かに少し落ち込んでいた。足取りも重かった。我々はできる限り彼を支えた。テストもせずに我々のマシンに飛び乗ったのだから、簡単ではなかった」
「彼は今シーズン絶好調のアイザック(・ハジャー)と対峙しなければならなかった。最初のレースは日本で、アイザックはまさに飛ぶように走っていた。厳しい幕開けだったが、我々はいくつかの変更を行い、彼と彼のエンジニアリングチームは本当に懸命に取り組んできた」

夏休み前の直近4戦で3回入賞し計16ポイントを獲得したローソンは、オーストリアGPでの6位入賞を転機に調子を上げている。パーメインは次のように続けた。
「オーストリアで我々は少し突破口を見つけた。シミュレーターで開発した新しいフロントサスペンションを彼に導入し、彼はとても気に入った。とても熱心になり、実際にそこで効果を発揮した。スパでも彼は結果を出していたし、モナコも悪くなかったが、オーストリア以降は本当に足取りが軽くなった」

ローソン自身も先月のF1.comとの独占インタビューで、オーストリアでの6位を自己基準では満足できる結果ではなかったと認め、さらなる向上を目指していると語っている。
「最近のパフォーマンスは間違いなく今までで最も強い段階だと思う。マシンは速いし、僕自身も以前より確実に良いレベルにいる」
「ただ、獲得ポイントは十分ではない。オーストリアは素晴らしかったが、それだけでは足りない。あのような結果をもっと積み重ねなければならない。難しいのは一貫性だと思う」
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