角田裕毅 レッドブルF1での将来は「夏休み後までオープン」とマルコ
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ミルトンキーンズのチームにおける角田裕毅の契約について最新情報を明らかにした。

角田裕毅は、2025年シーズン開幕から2戦でチームを十分に納得させられなかったルーキーのリアム・ローソンに代わり、自身の母国グランプリである鈴鹿からレッドブルに加入した。それ以来、角田裕毅はわずか3戦でしかポイントを獲得できておらず、直近7戦では不運にもポイントを逃し続けている。

2026年に向けてマックス・フェルスタッペンの残留は確定しているが、チームメイトの座はまだ決まっていない。マルコはF1-Insiderに対して「すべてはオープンだ」と説明した。

「我々は伝統的に夏休み後にドライバーの評価を行い、それから来年のドライバーラインナップがどうなるかを決定する。場合によってはさらに遅くなることもある。現時点ではすべてがオープンだ……我々はパフォーマンスを評価している。いずれにせよ、まだ決定は下されていない」

レッドブルは過去18カ月間、4度のワールドチャンピオンと同等のレベルでマシンの力を引き出せるチームメイトを見つけるのに苦労してきた。しかし角田裕毅は結果こそ出せていないものの、加入以来の改善を実感している。

「毎レースごとに確実に進歩していると自信を持って言えます」と角田裕毅はベルギーGPの週末にF1.comへ語った。「自分が望んでいる結果ではありませんし、期待しているものでもないです」

「でも同時に、間違ったことをしているわけではないと思っています。改善できることはいくつかありますが、それも学びの一部です。自分がやっていることを続けていくだけです。毎レースで学んでいますし、マックスからも多くを学んでいます。毎レースで自分が持っているパフォーマンスに積み重ねをしています。調子はいいです」

「もっと正確にまとめ上げる必要がありますし、前進するための自信も必要です。それは徐々にできてきていますが、ここはF1です。簡単なことではないです」

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角田裕毅が加入したことで、かつてレーシングブルズ時代にともに働いたローラン・メキースと再会した。メキースはクリスチャン・ホーナーの後任としてレッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表に就任している。マルコは、メキースのマネジメントスタイルが角田裕毅にとってプラスに働いていると指摘した。

「純粋に個人的なレベルで言えば、彼は物事に集中する人物だ」とマルコはメキースについて語った。「つまり成功とチームリーダーシップが彼の最優先事項なんだ。彼は地に足がついている。そのことはドライバーとの会話にも表れていた。今回は技術的なディテールにより重点が置かれていた」

「特に角田については、レースで、少なくとも予選では前進が見られた。雰囲気が違う。スタイルも違う。そしてそれこそが、レッドブルが基本的に常に望んできたことなんだ」

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング