F1 ルノーF1
ルノーF1チームは、カスタマーエンジン供給契約にジュニアドライバーのドライバー起用を盛り込むというメルセデスが採用する手法と類似した構造を築いていきたいと語る。

昨年、ルノーはドライバーとしてフォース・インディアからニコ・ヒュルケンベルグを獲得し、今年はレッドブルからカルロス・サインツをローン移籍で獲得するなど、フルタイムのドライバーは二人ともルノー外のドライバーとなる。

しかし、2018年のルノー・スポール・アカデミーの発表の場で、マネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、F1で自身のジュニアドライバーにより多くの機会を与えることの重要性を強調。

シリル・アビテブールは、レッドブルとトロ・ロッソ、フェラーリとアルファロメオ・ザウバーのような“Bチーム”ではなく、メルセデスが導入したジュニアドライバーのための道を追求したいと語る。

「私の意見では、我々のエンジンサプライヤーの活動をどのように活用するかというのが重要な要素だ」とシリル・アビテブールはコメント。

「メルセデスがやっていることを見れば、エンジン戦略とドライバー育成戦略とが関連している」

「我々のケースではそれが役に立った。我々はマクラーレンと実施したことに続き、レッドブル・レーシングとの大規模な契約の裏でカルロス・サインツにアクセスできた」

「すでにコネクションはあるが、将来的にはルノーのアカデミー出身のドライバーのためにコネクションを築いていきたい」

メルセデスのジュニアドライバーには、パスカル・ウェーレイン、エステバン・オコン、ジョージ・ラッセルの3名がいる。パスカル・ウェーレインはマノーとザウバーで2年間F1でレースを経験し、エステバン・オコンは2016年途中にマノーに加入して、昨年からフォース・インディアに移籍、ジョージ・ラッセルはフォース・インディアで2回の金曜フリー走行に出走している。

ルノーは、昨年までテストドライバーを務めていたセルゲイ・シロトキンがウィリアムズでのF1デビューが決定。2018年にニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツをサポートするテストドライバーをまだ決定していないが、アカデミーに所属するジャック・エイトキンが候補に挙げられている。

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カテゴリー: F1 / ルノーF1チーム