アービッド・リンドブラッド F1デビューにマルコが明言「素晴らしい仕事ぶり」

リンドブラッドはわずか17歳ながら、今季F2での活躍と必要なスーパーライセンスポイントの獲得により、例外措置でFIAスーパーライセンスの発給を受け、シルバーストンでのFP1に出走した。
22周を走行し、ベストタイムは1分27秒958で全体14番手。リンドブラッドはF1マシンでの公式走行はこれが初だったが、そのパフォーマンスはマルコの目に留まった。
「F2ドライバーのアービッド・リンドブラッドがシルバーストンで初めてレッドブル・レーシングのマシンをドライブしたが、彼は素晴らしい仕事をした」とマルコはSpeedweekのコラムで語っている。
「スピードも十分だったし、コメントも洞察に満ちていた。テクニカルチームも彼の働きに非常に満足している」
その後、リンドブラッドは同じ週のミッドウィークに再びレッドブルのマシンでTPC(旧型車テスト)を行い、100周以上を走破。体力面・タイム面ともに「非常に競争力のある内容」だったとマルコは明かした。

リンドブラッド自身も初のF1公式セッションを振り返って次のように語った。
「本当に素晴らしい経験だったし、このチャンスを与えてくれたレッドブルには本当に感謝している」
「マシンの中ではすごく快適に感じたし、スピードも悪くなかったと思う。でももう数周走れれば、さらに速くなれたと思う」
「F2とのギャップは13〜14秒もあって、ステップアップの難しさはあったけど、初走行としては上々の内容だったと思う」
今後の将来については、2026年のレッドブル系チーム4席(レッドブル2席+レーシングブルズ2席)がすべて未定という状況のなかで、リンドブラッドは有力な候補と見られている。特に、角田裕毅のパフォーマンスに陰りが見られる今、アイザック・ハジャーの昇格と、それに伴うレーシングブルズでの空席発生により、リンドブラッドがそのポジションを得る可能性が浮上している。
リンドブラッドは「F2で結果を出して、フルタイムのF1ドライバーになることだけを目標に集中している」と意気込んでいる。
「世界中でF1マシンを運転できる機会を得られる人はほとんどいない。その貴重なチャンスを最大限に活かしたい」
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