レッドブルF1 マイアミGPでアップグレード投入も「奇跡は起きない」

現在のレッドブルはメルセデスやマクラーレン、フェラーリに対して後れを取っており、パフォーマンス面でのギャップは依然として大きい。マックス・フェルスタッペンも現行マシンへの不満を示しており、チームの巻き返しが急務となっている。
レッドブルはレースのない期間を活用し、データ解析とシミュレーションを進めながら改善を図る構えだ。メキースは「この期間を使って、データを深く分析し、風洞やシミュレーターで再現しながら様々な要素を試すことができる」と述べ、開発に集中できる環境を前向きに捉えている。
「我々はこのブレイクを活用して、確実に前進できると確信している」
その一方で、アップグレードによって一気に状況が好転するとの見方には慎重だ。
「マイアミに行ってすべてが奇跡のように解決するのかといえば、そうではない」
現時点でのレッドブルはトップ勢に対して約1秒の差があるとされており、そのギャップは一度のアップデートで埋まる規模ではない。メキースもその現実を認めたうえで、まずはドライバーが限界までプッシュできるマシンを取り戻すことを優先課題に挙げている。
「我々が期待しているのは、ドライバーが再び限界まで攻められるマシンを手に入れることだ。その状態で初めてライバルとのギャップを正確に測ることができる」

レッドブルは中国GPでパフォーマンスを落としたと認識しており、日本GPでは改善の兆しが見られたものの、依然として決定的な進歩には至っていない。
「中国では確実に後退していた。我々はトップ勢だけでなくミッドフィールド勢との差でもそれを感じている」
「日本ではレースにおいては中国より少し良かったが、それでも我々は依然として大きく遅れている」
また、特定のコーナー条件において本来のパッケージ性能を発揮できていない点も課題として浮き彫りになっている。
「コーナーの種類だけの問題ではない。特定の速度域や条件で、本来持っているはずの性能を発揮できていない領域がある」
こうした複合的な問題に対し、レッドブルはマイアミGPに向けて改善を進めるが、その効果は段階的なものにとどまる可能性が高い。
短期的な巻き返しではなく、シーズンを通じた継続的な開発こそが、現状打破の鍵となる。
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