レッドブルF1代表 「同士討ちの最大の敗者はチーム」
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F1ブラジルGPではフェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが同士討ちを演じてダブルリタイアを喫しており、フェラーリの上層部は激怒。チーム代表マッティア・ビノットは二人をマラネロの本部に呼び出し、このようなインシデントの脱却方法について話し合いの場を設けた。
クリスチャン・ホーナーも、2010年のF1トルコGPでセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーが同士討ちを演じて勝利のチャンスを失うという同様の状況を経験。そのような内部の争いは広範囲に及ぶ結果をもたらし、解決するのは決して容易ではないとかある。
セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールの状況について質問されたクリスチャン・ホーナーは「シナリオに依存する。各チームが異なるアプローチを持ち、異なる人々が異なるアプローチを持っているので、フェラーリの状況を判断するのは難しい」とコメント。
「しかし、敗者は常にそのような状況にあるチームだ。それは明らかにトリッキーな状況だ」
クリスチャン・ホーナーは、そのような状況を解決する上での主な課題の1つは、チームにとって最適な選択肢は必ずしもドライバーにとって最適なものではないということだと語る。
「私のドライバーではないことを嬉しく思う。それは常に困難な状況です」とクリスチャン・ホーナーはコメント。
「レースドライバーは激しい競争を繰り広げる動物であり、チームにとって正しいことと、個人にとって正しいことの間にはしばしば対立がある」
マクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、2人がインテルラゴスのレースの最終段階で表彰台争いをしていたという文脈を考慮する必要があると述べた。
「同じレベルの2人のドライバーを扱うことは明らかに困難だ。そして、表彰台と勝利のために戦っている場合には、それはさらに難しくなる」とアンドレアス・ザイドルは語る。
「同時に、将来のどこかの時点でそのような贅沢な問題を抱えることを楽しみにしている。表彰台もしくは勝利のために戦う2人のドライバーを持ち、チームとしてこれに対処するという課題を抱えることをね」
カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング