アルボン F1ベルギーGP予選5番手「FW47は速くなったが扱いは難しく」

今週末、ウィリアムズはスパ・フランコルシャンに大規模なアップグレードを投入。フロア、サイドポッド、エンジンカバーに変更が加えられた。
サインツの「FW47は速くなったが扱いが難しくなった」という評価に賛同するかと問われたアルボンは、次のように答えた。
「そうだね、僕もそう思う。まだ理想的なセットアップに仕上げる時間は十分に取れていないし、それは今後のセッティングの調整で改善していける部分だと思う。スプリント週末だったからあまり作業ができなかったんだ。ダウンフォースは増えたけど、今週末は思うようにラップをまとめられなかったから、まだ見極めが必要だね」
土曜の予選に向けて、ウィリアムズはスプリントでのストレートスピード不足を解消すべく、ダウンフォースを一段階下げる決断をした。これが予選での好結果につながったとアルボンは分析する。
「スプリントの時はちょっとドラッグが大きかったから、他のチームに合わせるために少し削ったんだ。スプリント中も速さは感じていたけど、前に出ることができなかった。予選では少し滑りやすくなったけど、エネルギーのデプロイ(電動アシスト)を改善したのが大きかった」
「でも、純粋なペースでは、実は予選中はそれほど競争力を感じていなかった。Q2では10番手で、正直どこでタイムを伸ばせるか分からなかったんだ。でもQ3に入って一気にタイムを上げられた。結局はタイヤだよ。今日はその“スイートスポット”を見つけられたんだ」

ダウンフォースを削った影響でマシンの挙動が難しくなった一方、Q3では全てのセクターをうまくまとめ、最高のラップを刻むことができたという。
「ダウンフォースを削ったらクルマの扱いがすごく難しくなって、タイヤも1周持たなくなった。セクター1と2で速くなろうとすると、セクター3では遅くなっちゃう。1周すべてをうまくまとめるのが本当に難しかった」
「でもQ3ではうまく全部が噛み合って、1周すべてをまとめられた。すごく満足しているよ」
カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / ウィリアムズ・レーシング / F1ベルギーGP