元F1王者キミ・ライコネン、NASCARでのレース復帰に手応え「準備は順調」
元F1ワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンは、8月11日(木)にNACARマシンをテスト。来週末のワトキンス・グレンでのトラックハウス・レーシングとのNASCARカップ・シリーズでのレース復帰に向けて準備は順調に進んでいると語った。

NASCAR は、キミ・ライコネンと、同じイベントでスパイア・モータースポーツから参戦するマイク・ロッケンフェラーが、バージニア・インターナショナル・レースウェイで行われるSelect Driver Orientationプログラムの一環として、アクション エクスプレスが運用するシボレー・カマロ ZL1 テストカーを運転することを許可した。

2007年のF1ワールド チャンピオンであるキミ・ライコネンは、ダニエル・スアレスとロス・チャステインのチームメイトとして、8月21日にワトキンス・グレンで開催されるロードコースレースでトラックハウス・レーシングをドライブしする。

キミ・ライコネンの出場は、NACARカップ シリーズに才能のある国際的なレーシングドライバーを紹介することで、NASCARのリーチを拡大しようというトラックハウスのイニシアチブの“プロジェクト91”の一環として実現した。

テストが完了した後、キミ・ライコネンは「マシンを比較するものは何もないけど、僕たちがレースするマシンとまったく同じでないにしろ、何周か走れたのは良かったと思う」とコメント。

「周回を重ねて楽しみ、車がどんなものかを知ることは非常に有益だった。それを知るためにロングランを行ったので、レース週末に向けてプラクティスに入るのがより簡単になると確信している」

「もちろん、2011年のカップカーの経験が少しある。この車は新世代の車で、ずっと良くなっている。多かれ少なかれ、期待していたとおりだ。シミュレーターで試していたので、ある程度のアイデアはあった。OKだ。もちろん、通常の車と同じことが起こるし、タイヤが熱くなると、さらにスライドする」

「これまでのところは順調だ」

ワトキンズ・グレンでのNASCARレースは、昨年12月のF1アブダビGPでのアルファロメオ・レーシングでの最後の出場でF1から引退して以来、キミ・ライコネンにとってモータースポーツイベントでの最初の参戦となる。

キミ・ライコネンはトラックテストに関するNASCARの厳しいレギュレーションのなかで可能な限り準備するためにチームとピットストップの練習も行った。

「たぶん50周くらい走ったと思う」とキミ・ライコネンはテスト走行について語った。

「それらとシミュレーターがなければ、間違いなく、20分間のプラクティスに直行し、その後、予選に出ることになっていた。それははるかに難しいことだ」

「少なくとも、できる限りの準備をした。NASCARが周回を許してくれたことのおかげで、できる限りのベストを尽くしたし、できる限りのことをしたので、結果を見ていくつもりだ。もちろん、僕にとって新しいトラックなので、学ぶ必要があるし、何ができるか見ていくつもりだ」

「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。本当にいい人たちだった。クルマに乗るのは楽しかった」とキミ・ライコネンは付け加えた。

「前回のF1レース以来、レースカーを運転していなかったので、楽しかったし、レースである程度良い結果が得られることを願っている」

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カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / NASCAR