セルジオ・ペレス ドジャース戦で始球式「MLB選手なら大谷翔平になりたい」
セルジオ・ペレスは、ロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズ戦の試合前に、ドジャースタジアムで始球式を務めた。

メキシコ出身のF1ドライバーであるペレスは試合前に選手たちと交流し、野球への関心について語った後、もし自分がMLB選手なら大谷翔平のようになりたいと明かした。

「このチームは多くのメキシコ人に大きなものを与えてきた、特別な存在なんだ。特に“エル・トロ”(フェルナンド・バレンズエラ)はこのクラブにとってとても特別だった。ここにいたメキシコ人選手たちが誇りを与えてくれるし、このチームにはメキシコの血を感じる」とペレスは語った。

「試合を観に来るのは好きだよ。試合はすごく長いけど、正直なところ野球をそんなに詳しくフォローしているわけではない。それでも、このような招待やアスリートたちと会うのは常に特別なことだ」と続け、好きな選手を聞かれると「僕は大谷翔平のようになりたい」と結んだ。

大谷翔平はドジャースの二刀流スーパースターで、10年7億ドルの大型契約を結んでいる。2024年にはナ・リーグMVPを獲得し、2025年も25本以上の本塁打を放つ活躍を続けている。ペレスも、2026年から参戦するキャデラックF1チームで同様の成功を収めたいと考えている。

セルジオ・ペレス F1山本由伸選手と記念撮影するセルジオ・ペレdス

ペレスは現在、工場訪問など多忙なスケジュールをこなしており、2026年のF1復帰に備えている。「来週はシャーロットとイギリスのファクトリーに行く予定だ。シミュレーターにも入るし、F1マシンをテストする計画もある。できる限り準備を整えるためだし、今年中にマシンを走らせて身体に感覚を取り戻すことは重要なんだ。特に首やフィジカル面で、これから来るものに体を慣らすためにね。気づけばもう1月になっていて、そこで僕たちのクルマができあがり、チームと一緒に作業を始めることになるだろう」とペレスは説明した。

また、野球とF1の違いについても語り、レース前の緊張感と比較した。「大きな違いは、試合前に彼らがとてもリラックスしていることだと思う。F1ではウォームアップラップがあり、グリッドに並び、集中に入っていく。雰囲気は全く違う。F1でもレースの2時間前ならドライバーと話せるけど、10分前には完全に集中状態に入っていて邪魔をしてはいけない。同じことは他のスポーツにも共通していると思う」と語った。




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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / キャデラックF1チーム