セルジオ・ペレス 「夢を見ているようで興奮しすぎてしまうのが怖い!」 / レーシング・ポイント F1サクヒールGP 決勝
レーシング・ポイントF1のセルジオ・ペレスがF1サクヒールGPでのキャリア初優勝をチームのプレスリリースで改めて振り返った。

波乱の展開となったF1サヒールGP。オープニングラップでの接触で最後尾まで転落したセルジオ・ペレスだったが、粘りのレースで上位へと進出し、メルセデスのトラブルでトップに立った。一時はラッセルに追いつかれそうになったが、ラッセルはパンクで戦線離脱。その後は後続に10秒の差をつけてトップでチェッカー。悲願のF1初優勝を飾った。

セルジオ・ペレスにとって10年のキャリアで初優勝。史上110人目のウィナーとなった。190戦目での初勝利はF1史上最長となる。1970年のベルギーGPのペドロ・ロドリゲス以来、半世紀ぶりに表彰台でメキシコ国歌が流れた。

「自分がレースに勝ったことをまだ実感しているところだ。夢を見ているようで興奮しすぎてしまうのが怖い!」とセルジオ・ペレスはコメント。

「この瞬間を何年も夢見てきた。F1でこのポイントにたどり着くまで10年かかった。キャリアを通して多くのワードワークを重ねてきた。僕だけでなく、家族やスポンサーもね。F1でメキコ人が成功することは滅多になかったし、表彰台でメキシコ国旗が掲げられた瞬間は絶対に忘れないだろう。僕と家族にとって素晴らしい瞬間だった」

「信じれられないようなレースだった。本当に良いスタートを切って、マックス(フェルスタッペン)とシャルル(ルクレール)とバトルをしていた。その後、ヒットされたときは『こんなことは二度と起こらないだろう!』と考えていた。あまりダメージを負わなかったことは幸運だった。僕たちは諦めなかったし、ピットインしてミディアムタイヤに交換した」

「セーフティカー中にロックアップしてタイヤにフラットスポットを作ってしまった。バイブレーションがかなり酷くなって、ステアリングホイールを握る手が痛くなり、再びピットに入らなければならないと考えた。でも、チームは僕にステイアウトするよう伝えた。マシンのフィーリングはどんどん良くなっていったし、そのミディアムタイヤでのスティントは僕たちの勝利に不可欠だった」

「もう一回ピットインしてハードタイヤに交換したときはリムジンを運転しているようだった! とてもスムーズで素晴らしいペースがあった。ランス(ストロール)をオーバーテイクして、そのあとエステバンを抜くことができた。もちろん、メルセデスにいくつか問題があったけど、僕たちにはジョージ(ラッセル)を十分に抑えられるペースがあったと思う。僕たちのシミュレーションでは、抜くためにはかなり速くなければならないと示していた。幸か不幸か、今日は凄まじいレースだったし、僕たちは実力で勝った」

「しばらくの間、ステアリングを握ったまま無言で泣いてしまったけど、チームにとって素晴らしい結果だ。表彰台に上がったランスもよくやった。チームとお祝いするのが待ち切れない! 残り1レースあるし、僕たちはシーズンの最後に3位を維持する決意を固めている」



このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / F1バーレーンGP / レーシングポイント