ルノー R29、いまだクラッシュテストに合格せず

2009年1月20日
ルノー R29はいまだクラッシュテスト未通過
ルノーは、2009年の新車R29を発表し初走行を行ったが、いまだFIAの2種類のクラッシュテストを通過できていないことをフラビオ・ブリアトーレが明らかにした。

ルノーは、すでにR29でのテストを開始しているが、2009年F1世界選手権に参戦するためのクラッシュテストにまだ合格していない。

ルノーのエンジニアは、クラッシュテスト通過のために時間がないことを理解しており、原因は重いKERSを搭載のためにマシン重量を可能な限り軽量化したことによる剛性不足だと考えられる。

ルノーとウィリアムズもKERS使用は未定

2009年1月20日
KERS
19日にポルトガルで新型マシンを発表したルノーとウィリアムズだが、開幕戦でKERSを使用するはいまだ未定である。

ウィリアムズのテクニカルディレクター「やろうとしている他のすべてのことと一生にKERSを間にメルボルンに合わせるのは非常に難しい」と認めたが、シーズン中のテスト禁止に関わらず、シーズン中盤にKERSを導入することは可能であると付け加えた。

BMWザウバー、開幕戦ではKERS未搭載か

2009年1月20日
BMWはKERSを搭載するか?
BMWザウバーのチーム代表マリオ・タイセンは、シーズン開幕戦にKERSの準備が間に合わないかもしれないことを認めた。

BMWザウバーはKERSを支持しており、昨年、初めてKERS搭載マシンでトラック走行を行ったチームでもある。

多くのチームは、KERSでレースをするにはまだ時期尚早であると考えているが、BMWはKERS導入の延期に反対している。

ルノー R29

2009年1月20日
R29
Renault R29
INGルノーF1チームの2009年F1参戦マシン「R29」。R29は、新たなスポンサーとなったトタルの赤を取り入れた派手なカラーリングとともにアグレッシブなボディデザインを採用。最大限の開口部をもつウイングマウントを装着し、太く平べったいノーズ形状を採用。サイドポッド下部には、かなり深いアンダーカット処理が施され、後方は、気流の出口を作り出すために絞り込まれた下部に覆いかぶさるような形状となっている。

ウィリアムズ FW31

2009年1月20日
ウィリアムズ FW31
WILLIAMS FW31 TOYOTA
ウィリアムズの2009年マシン「FW31」。ウィリアムズらしく、FW31は一見シンプルなデザインも細部は非常に作り込まれている。ペリカンのくちばしのようなフロントノーズ、ショルダー位置を高めに設定したサイドポッドが特徴的。また、新たにコックピット両脇に垂直のフィンが追加された。

BMWザウバー F1.09を発表

2009年1月20日
BMWザウバー F1.09
BMWザウバーは20日、スペインのバレンシアで2009年マシン「F1.09」を発表した。

発表会にはロバート・クビサとニック・ハイドフェルドが参加。その後、ロバート・クビサによりシェイクダウンが行われた。

BMWザウバー F1.09は、昨年末にテストされていた暫定マシンとは大きく変わらない印象。幅の広いフロントノーズとショルダー部分を高く設定したサイドポッドが特徴となる。

小林可夢偉 「KERS搭載のTF109は興味深い体験」

2009年1月20日
TF109で走行を行った小林可夢偉
トヨタは19日、ポルトガルのアルガルベ・モーター・パークで、2009年の公式のテスト走行を開始。残念ながら、午後を中心に、風と雨がテストプログラムの妨げることとなってしまったが、小林可夢偉が、新型車TF109のサーキット走行を行った。

前日の18日にも、トラブルもなく順調にTF109を走らせた小林は、新型車のパフォーマンスを確かめ、情報を集めるとともに、今週初めてサーキットで使用された運動エネルギー回生システム(KERS)のテストをこなし続けた。

ルノー、R29のシェイクダウンを完了

2009年1月20日
ルノー R29のシェイクダウンを完了
ルノーは、R29のシェイクダウンをポルトガルのアルガルベ・サーキットで完了させた。

午前中の発表会に続き、レースドライバーのネルソン・ピケJr.がステアリングを握り、R29の初テストを行った。

2009年のレギュレーションに対応するために、ルノー R29には新しいデザイン哲学が取り入れられ、ルックスは先代モデルとは非常に異なるものとなった。

ウィリアムズ、FW31の初走行に満足

2009年1月20日
ウィリアムズ FW31 初走行
ウィリアムズは、FW31のトラック初走行をトラブルフリーで終えた。

アルガルベ・サーキットはウェットコンディションだったが、午前中の発表を終えたテストドライバーのニコ・ヒュルケンベルグが、暫定カラーリングのFW31のステアリングを握り、17周の走行を完了した。

「今朝は完全なウェットだったが、天候は我々がしたかったことにあまり影響を及ぼさなかった。なぜなら、我々の目的は、トラックでマシンが順調で、全てのシステムの動作をチェックし、それぞれのパーツが干渉しないことを確認し、何も燃えないことだったからね。その全てがOKであることが証明された」とテクニカルディレクターのサム・マイケルは語る。
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