F1 佐藤万璃音
佐藤万璃音が、ユーロフォーミュラ・オープン(EuroFormula Open)で第5大会ハンガロリンクで2連勝。チャンピオンシップ首位のリードをさらに拡大した。

ユーロフォーミュラ・オープンは、ダラーラ製のF3シャシーを使用したシングルシーターシリーズ。F1が開催されているシルバーストン、モンツァ、スパ・フランコルシャンといったヨーロッパの9つのサーキットを転戦し、9チーム、21名のドライバーがチャンピオンシップを争う。

佐藤万璃音(20歳)は、自動車メーカーのバックアップなしでイタリアF4、ヨーロッパF3と海外での経験を積み、今年はモトパークからユーロフォーミュラ・オープンに参戦している。

7月8~7日にハンガリーのハンガロリンクで開催された第5大会にはホンダF1の育成ドライバーであり、今年F2に参戦する松下信治がスポット参戦。角田裕毅、名取鉄平と3名のホンダ育成ドライバーが顔を揃えた。

第1レースでは2番グリッドからスタートした佐藤万璃音がターン1でリードを奪って快走。ポールポジションからスタートしたチームメイトのルーカス・ダナーが1秒以内で追いかけるも最後までリードを守った佐藤万璃音が0.403差をつけてトップでチェッカー。今季5勝目をマークした。日本人ドライバーでは角田裕毅が4位、名取鉄平が6位。松下信治はリタイアに終わった。

8日に開催されたレース2では、松下信治がポールポジションを獲得。佐藤万璃音が3番グリッド、角田裕毅が4番グリッドと上位2列に3名の日本人ドライバーが並んだ。だが、スタートで角田裕毅は失速。佐藤万璃音が好きスタートを切って松下信治をターン1で抜いて独走状態に持ち込み、2連勝で今季6勝目を挙げた。2位には松下信治が入り、名取鉄平が6位、角田裕毅が11位でレースを終えた。

2連勝で50ポイントを獲得した佐藤万璃音は、ランキング2位のルーカス・ダナーとのポイント差を81ポイントまで広げた。

残りは4大会。次戦は7月13~14日にオーストリアのレッドブル・リンクで開催される。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1関連