KERS
KERSの導入を2010年まで延期しようという動きがあるが、インテルラゴスで行われたFOTAの会談でも話はまとまらなかったようだ。

来期からKERS導入を希望しているBMWザウバーを除けば、他のチームはKERSの延期を支持していたようだ。しかし、急なレギュレーション変更にはFOTAが全会一致が必要となる。

トロ・ロッソのような小さなチームだけでなく、ルノーを含む自動車メーカーもこの件にあきれているようだ。

トロ・ロッソの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガーは、「600万ユーロ(約7億5,000万円)の請求は我々にとっては否決だ。外部のステムを買わなければならないからね」と語る。

ルノーのフラビオ・ブリアトーレも「クイックシフト・ギアボックスで同じナンセンスを経験した。今日、誰もが1つのことを考えていた。我々はみな何百万ユーロも不足しているんだ。」

KERSの開発に関しては、マクラーレンが3,000万ユーロ(約37億円)を、ホンダが9,000万ユーロ(約112億円)をすでに投資しているという。

独自のフライホイール式KERSを採用するウィリアムズのサム・マイケルは、「我々のシステムは、これまで200万ユーロ(約2億4,800万円)のコストがかかっている」と語った。

ブラジルでは、トヨタがKERSなしで2009年シーズンを開始する予定であることを明らかにしており、フェラーリも初期設計に欠陥があることがわかり、スクラップにしたことで遅れをとっているようだ。

関連:KERS

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1関連