オスカー・ピアストリ F1イギリスGPの接触を説明「レーシングブルズに挟まれた」
オスカー・ピアストリは、2026年F1第9戦イギリスGPでオープニングラップの接触によりフロントウイングを損傷し、11位でフィニッシュ。今季好調だったマクラーレンにとって厳しい週末となり、ポイント獲得を逃した。

オスカー・ピアストリはレース後、「3ワイド」の接触がすべてを決定づけたと振り返った。一方でマクラーレン首脳陣も、今週末は純粋な速さでライバルに及ばなかったことを認め、ハンガリーGPで投入予定の大型アップグレードに期待を寄せている。

スタート直後の接触でレースを失う
ピアストリは好スタートを決め、チームメイトのランド・ノリスをかわして序盤を迎えた。しかしターン6へ向かうストレートで、レーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドに挟まれる形となり、3台並びの接触でフロントウイングを損傷した。

マクラーレンはオープニングラップ終了時点では損傷の程度を正確に確認できず、すぐにはピットへ呼び戻さなかった。しかし映像でダメージが明らかになると、2周目終了時にノーズ交換とハードタイヤへの交換を実施。これで最後尾まで順位を落とし、追い上げを強いられる展開となった。

ピアストリは当時の状況について次のように語った。

「ターン6へ向かう途中でレーシングブルズの2台に挟まれてしまった。ストレートで3台横並びになったけど、3台で1つのコーナーへ入るのはうまくいかなかった」

その後はクリーンエアの中で堅実なペースを見せたものの、11位まで挽回するのが精一杯で、惜しくもポイント圏には届かなかった。

マクラーレンは速さ不足を認める
ピアストリは、接触がなくても今週末は優勝争いをするだけの速さはなかったと率直に認めた。

「僕たちは明らかに速くなかった。それはかなり早い段階から分かっていた」

「これほど差があったのは少し驚きだったけど、ある意味では予想していたことでもある。オーストリアではフェラーリが速いと思っていたけど、そうならなかった。でも今回は彼らが速いことは予想どおりだった」

「優勝するほどだったのは少し驚いたけど、少なくとも僕たちより一歩前にいることは分かっていた。現状はそういうことだ」

ステラ代表「4位以上の結果だった」
マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、ノリスの4位は実力以上の結果だったと評価する一方、ピアストリのレースは序盤の接触で終わってしまったと振り返った。

「チームとして多くのポイントを持ち帰れたのは歓迎すべき結果だが、自分たちの立ち位置を勘違いしてはいけない。今週末のマシンは4番手の速さであり、他車の不運にも助けられた」

「ランドの4位は純粋なペース以上の結果だった。戦略チームは終盤のピット戦略で素晴らしい仕事をし、ランドも訪れたチャンスを確実に生かした」

「一方でオスカーはオープニングラップの接触でフロントウイングを壊し、ポイント獲得の可能性を失ってしまった」

さらにステラは、最大の課題はマシン性能そのものだと認めた。

「今週末で最も明確になったのは、マシンのパフォーマンスを改善しなければならないということだ。表彰台や優勝を争うためには、先頭グループとの差を縮める必要がある」

「ハンガリーGPには大規模なアップグレードを予定している。それまでサーキットでもファクトリーでも全員が努力を続け、あらゆるチャンスを最大限に生かさなければならない」

ノリスも「マシンはひどかった」と苦言
4位でフィニッシュしたランド・ノリスも、結果以上にマシンの競争力不足を強く問題視した。

「ポイントという意味では、とても良い週末だった。昨日の3位、今日の4位には満足している」

「でも速さは本当にひどかった。今日のマシンにはまったく満足していない」

「だからこそ4位で終われたことが余計にうれしい。トラブルを避け、ミスをせず、信頼性も問題なかった。その重要な部分は良かった。でもマシンは本当に扱いづらかったし、改善すべきことが山ほどある」

マクラーレンはイギリスGPで堅実にポイントを積み重ねたものの、フェラーリ、メルセデス、レッドブル・レーシングとの差は明確だった。チームはハンガリーGPで予定する大型アップグレードによって巻き返しを図り、再び優勝争いに加わることを目指している。

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カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム / F1イギリスGP