F1モナコGP:ベアマンに赤旗中の追い越しで10グリッド降格ペナルティ
ハースF1のルーキー、オリバー・ベアマンが、フリー走行中の赤旗違反によりF1モナコGPで10グリッド降格のペナルティを受けた。

この処分は、金曜のフリー走行2回目に起きたオスカー・ピアストリのクラッシュによって赤旗が出された際、ベアマンがカルロス・サインツを追い越したように見える様子がテレビ中継で映し出されたことを受け、スチュワードがその後この件を調査対象として記録したもの。

ベアマンとハースのチーム代表がスチュワードのもとを訪れ、各種映像やデータが分析された結果、スチュワードはこのイギリス人ドライバーに対し大幅なグリッド降格を科すべきだとの結論に至った。

これにより、土曜の重要な予選セッションを前に、すでにシャルル・ルクレールとの接触でFP1後にグリッド降格を受けたランス・ストロールに続いて、少なくとも2人のドライバーがペナルティを抱えた状態で予選に臨むことになる。

スチュワードの決定文にはこう記されている。

「追い越しのかなり前から、セッションには赤旗が出されていた。チームからドライバーへの通知はかなり遅く、追い越しの直前だった。しかし、映像から明らかなように、ドライバーのすぐ目の前にあるライトパネルは赤旗を表示しており、ダッシュボードにも追い越しのずっと前から赤旗が表示されていた」

「レギュレーションでは、赤旗が出された場合、ドライバーは『直ちに』減速し、自身のピットまでゆっくり戻らなければならない(第2.5.4.1項 b))。同じ規則には、赤旗状況下では『追い越しは禁止されている』こと、また『走行中のマシンのほかに、レースおよびサービス用の車両がコース上にいる可能性がある』という注意喚起も記されている」




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カテゴリー: F1 / オリバー・ベアマン / ハースF1チーム