アイザック・ハジャー F1ベルギーGP展望「初勝利の地でポイント奪取目指す」
2025年F1第13戦ベルギーGPを前に、アイザック・ハジャーとリアム・ローソンがスパ・フランコルシャンへの思いと週末への意気込みを語った。

アラン・パーメインが新たにチーム代表に就任したレーシングブルズは、チーフ・テクニカルオフィサーのティム・ゴスのもと、短縮されたスプリント週末に対応すべく事前準備を重ね、控えめながらも新たなパーツも投入する。

アイザック・ハジャーは、かつての勝利の舞台であるスパに特別な感情を抱いている。

「今週末またレースができるのを本当に楽しみにしている。スパ・フランコルシャンは自分のお気に入りのサーキットのひとつで、シングルシーターで初めて勝った場所だし、昨年のF2でも勝っている。ここ3戦ポイントが取れていないのはフラストレーションが溜まるが、我々のあるべき場所に戻ることを目指す。この週末はスプリント形式なので、自分にとっては楽しいフォーマットだ」

リアム・ローソンも、シーズン前半の締めくくりとなる今戦での巻き返しを誓った。

「夏休み前の最後の2戦に向けて、シーズン前半を締めくくるために全力で臨む。スパは歴史ある象徴的なサーキットで、他のカテゴリーで走ったことがあるけど、F1マシンで挑むのがとても楽しみだ。毎年のことながら天気も興味深くなりそうだし、この短い休みのあとでまたマシンに戻れるのがうれしい。しっかりリセットできたので、シーズン前半の締めくくりとして良い結果を出せる準備はできている」

チーフ・テクニカルオフィサーのティム・ゴスは、コース特性に応じた専用リアウイングと慎重なセットアップで挑む方針を説明した。

「F1カレンダー第13戦は引き続きヨーロッパラウンドとなるベルギーGPだ。スパ・フランコルシャンは全長7.0kmの長いラップ距離、高速コーナーと長いストレート、そして大きな高低差を組み合わせた、シーズンの中でも際立ったチャレンジングなサーキットである。またアルデンヌの森に位置し、週末を通して天候が変わりやすいことでも知られている。雨になるセッションがある可能性も高く、その準備は不可欠だ」

「タイヤへの要求が高いため、ピレリは最も硬いC1コンパウンドをプライムタイヤとして持ち込んでおり、2024年同様にC2はスキップされ、よりソフトなC3とC4が残りの2種類となる。スプリント週末として開催され、3日間で2回の予選と2回のレース(スプリントと決勝)が行われる」

「マシンのセットアップは高速に対応するためリアウイングのダウンフォースを抑えた仕様となり、セッション数が限られている分、事前のシミュレーター準備がより重要となる。我々は控えめながらも性能向上のアップデートと、専用のリアウイングを投入する。準備は順調に進んでおり、多忙な週末に向けて挑戦するのを楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / ビザ・キャッシュアップRB / F1ベルギーGP / リアム・ローソン / アイザック・ハジャー