メキシコグランプリ メキシコ
F1メキシコグランプリの決勝前に9月に発生したメキシコ中部地震の犠牲者のために1分間の黙祷が捧げられる。

9月19日、メキシコ中部をマグニチュード7.1の大地震が発生。首都メキシコシティを中心に300名以上が命を落とした。被災した建物や家屋は1万1000棟に上り、数千人が負傷。街は深刻なダメージを負っている。

今週末のF1メキシコGPは地震が発生以来、市内で行われる初の国際イベントとなる。

F1メキシコグランプリの決勝前にはレース前には各国の国旗がグリッドに並べられ、犠牲者を追して1分間の黙祷が捧げられる。また、地震発生後にメキシコシティの救助にあたった各国に感謝のメッセージが送られる。追悼セレモニーはドライバーがグリッド最前列に勢揃いしてメキシコ国歌が斉唱された後に予定され、その後、ドライバーはフォーメーションラップに臨む。

現役F1ドライバーで唯一のメキシコ人ドライバーであるセルジオ・ペレスは、今回の震災のための義援金を200万ポンド(約3億円)以上に高めるのに一役買っており、F1が素晴らしいショーを披露することが街の士気にとって重要だと述べた。

「僕の国はこの数カ月、本当に厳しい時間を過ごしてきた」とセルジオ・ペレスはコメント。

「メキシコシティだけではなく、他の街もそうだ。悲惨な出来事だ。でも、メキシコが一致団結する姿は素晴らしいと思った。メキシコだけではなく、世界中がメキシコをサポートしてくれた。本当にすごいことだ。今回のレースはファンにとってスペシャルなものになると思う」とセルジオ・ペレスはコメント。

「ここに来てくれるファンが最高の時間を過ごし、自宅で観戦してくれる人たちには最高のレースを見せて、彼らに相応しいたくさんの幸せをもたらせられることを心から願っている」

アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスの幹部は、地震発生から数日後にメキシコや人々の決意に関する“強いメッセージ”を送るためにも、今年のレースを予定通り開催することを明言していた。

F1カナダグランプリは予定通りに開催されるだけでなく、今年もチケットは完売。サーキット側は昨年の観客動員数33万9,967人と同程度の来場者数を見込んでいる。2016年の決勝日には13万5,026人がサーキットを訪れている。

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カテゴリー: F1 / F1メキシコGP