F1メキシコGP 決勝 統計まとめ:ノリス圧勝で首位奪還、ベアマン快挙4位

ランド・ノリスはメキシコの週末を通じて一切のミスを犯さず、その結果、再び選手権首位に返り咲いた。マクラーレンのドライバーが見せた完璧な走りは多くの興味深い数字を生み出し、その背後で繰り広げられた激戦もまた、オートドローモ・エルマノス・ロドリゲスに数々の記録を刻んだ。ここでは注目すべきデータをまとめる。
■ ノリスの優勝マージン30.324秒は、2023年ハンガリーGPでマックス・フェルスタッペンが33.731秒差で勝利して以来の最大差だった。
■ ノリスはサウジアラビアGPで選手権首位を失ってから189日ぶりにタイトルリードを奪還した。
■ マクラーレンにとってメキシコでの勝利は、1989年のアイルトン・セナ以来となった。
■ ノリスにとって今季6勝目であり、チームメイトのオスカー・ピアストリ(7勝)に1勝差と迫った。
■ フェラーリのシャルル・ルクレールは2位フィニッシュで、モナコGPとスペインGP以来となる連続表彰台を達成した。
■ ルクレールにとってメキシコシティでの3戦連続表彰台となった。
■ フェラーリはこれで丸1年間グランプリ優勝から遠ざかっている。
■ ルクレールはフェラーリでの7シーズン中、4シーズンで未勝利となっている。
■ フェラーリはチーム選手権でメルセデスから2位の座を奪還した。
■ レッドブルのフェルスタッペンにとって、メキシコでの3位は自身初の“優勝以外の表彰台”となった(これまで5勝)。
■ フェルスタッペンはこれで今季6戦連続表彰台。シーズン前半14戦ではわずか5回しか表彰台に立っていなかった。

■ オリバー・ベアマンの4位は、ハースにとってチーム史上最高位タイの結果となった(2018年オーストリアGPのロマン・グロージャンと並ぶ)。
■ ベアマンはこのレースまで、グランプリでトップ6圏内を1周も走ったことがなかった。
■ ハースはチームの歴史の中で、これまでに表彰台ポジションで走った合計がわずか30周しかなかった。
■ ベアマンの2.3秒のピットストップは、ハースにとって2025年シーズン最速だった。
■ ベアマンはこの結果により、ドライバーズ選手権で5つ順位を上げた。
■ 5位のピアストリは、メキシコでの自己最高位フィニッシュを記録した。
■ ピアストリは選手権首位を1ポイント差で失った。

■ メルセデスのキミ・アントネッリは6位でフィニッシュし、今季初めてチームメイトのジョージ・ラッセルを決勝で上回った。
■ 7位のラッセルは、メルセデス加入以来、メキシコでのワーストリザルトとなった。
■ フェラーリのハミルトンの8位は、2018年以来のメキシコでの最低順位となった。
■ エステバン・オコンは9位でフィニッシュし、ハースにさらにポイントをもたらした。チームはコンストラクターズ選手権でキック・ザウバーを抜き、8位に浮上した。
■ キック・ザウバーのルーキー、ガブリエル・ボルトレトは10位でフィニッシュし、今季5度目のポイント獲得を果たした。
■ 11位の角田裕毅はメキシコで3年連続の完走を果たし、レース中の最速スティントでは中団上位と互角のペースを記録していた。
■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、3年連続でメキシコGPを完走できなかった。
■ キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグはリタイアとなり、今季初の公式なDNF(※イタリアではスタートせず、バーレーンでは失格)となった。
カテゴリー: F1 / F1メキシコGP
