メルセデスF1の“タイム隠し” ラルフ・シューマッハが指摘

バーレーンでのテストではシャルル・ルクレールが最速タイムを記録したが、シューマッハはメルセデスが本来の実力を見せていない可能性が高いと見る。
「彼らは明らかに一歩リードしていると思う」とシューマッハはスカイのポッドキャストで語った。
さらに、テストではメルセデスがエンジン出力を「かなり抑えていた」と指摘し、まだ大きな伸びしろがあるとの見方を示した。
「私の意見では、メルセデスはタイムを隠している」と6度のグランプリ勝者は語る。
「かつて彼らがすべてを支配していた時代にも、必要なパワーを少しずつ解放していったことがあった」
シューマッハが言及したのは2014年のハイブリッド時代の幕開けだ。当時、メルセデスのパワーユニットは他を圧倒しており、元テクニカルディレクターのパディ・ロウも後年のポッドキャストで、実際にはほとんどフルパワーを使う必要がなかったと明かしている。
「予選ではQ1やQ2でエンジンを全開にすることはなかった」
「議論はQ3でどこまで出力を上げるべきかという点にあった」
そして多くの場合、そこでも限界まで回す必要はなかったという。
「エンジンは単純に一段上だった」とシューマッハは振り返る。

2026年も同様の構図になる可能性があるとし、とりわけワークス体制のメルセデスはチーム力そのものが強力だと評価した。
そのため現時点では「かなり前にいる」との印象を抱いているという。
ただし、だからといってシーズンを圧倒してタイトルを獲得すると断言するつもりはない。
世界選手権の予想を問われると、「それは完全な愚かさだ」と語った。
まずは開幕数戦の展開を見極める必要があるという。
開幕戦メルボルンで初めて「本当に」各チームの立ち位置が見えるとしつつも、アルバート・パークは「シーズン全体を代表するサーキットではない」とも指摘した。
それでもテスト終了時点の印象としては、メルセデスが「かなり前にいる」ように見えると結論づけている。
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