マクラーレン・ホンダ F1 モナコGP
マクラーレン・ホンダは、F1モナコGPのフリー走行で ストフェル・バンドーン が11番手タイム、ジェンソン・バトン が12番手タイムだった。

25日(木)にモンテカルロで初日のフリー走行が行われ、マクラーレン・ホンダにとっては実りの多い一日となった。ストフェル・バンドーンは午後のセッションで11番手となり、マシンの方向性に満足した状態で一日を終えた。

今週末は、日曜日にアメリカでインディ500のレースに出場するフェルナンド・アロンソに代わって、ジェンソン・バトンがバンドーンとともにレースに臨む。

バトンは午前中のセッションでは、慣らし運転およびMCL32のグリップとパワーの評価を行った。それに続く午後のセッションでは、コース上のグリップが増す中、さらなる限界点を探るために走行を重ねた。

バトンは、バンドーンからわずか0.03秒差の12番手で午後のセッションを終えた。両ドライバーとも現状からさらに改善できるという自信を持っている。

ジェンソン・バトン (12番手)

「今朝インスタレーションラップを走行したときに、思わず笑顔にならずにはいられなかった。F1マシンに乗れなくてさみしかったかと聞かれると、そうでもない。ただ、マシンに乗り込んだ際に、その瞬間を楽しめていることは確かだ。今日はロングランもショートランも含めて、フリー走行を心から楽しむことができた。FP2では、マシンに本当に慣れるまでに少し苦労した。昨年よりもすいぶん遅いタイミングでブレーキを踏み、昨年はもっと高速でコーナーを走行している。慣れるには時間がかかるけど、明日エンジニアとデータを確認すれば、土曜日にさらに改善できると確信している。ピットを出た途端、すべてがとても自然に思えた。最も変な感じがするのは、他のマシンの後方にいるときや、他のドライバーを先に行かせるときだ。ライバルのマシンに目を向けると、昨年よりもとても大きいことに驚く。その後、自分がバリアに近寄りすぎているのではないかと思って、すこし不安な気分になるけど、それでもマシンはレーシンググローブのように、ピタリと路面にフィットしている。どの順位を目指すのかは、あまり考えていない。今はポジションが非常に入り混じっているけど、土曜日にはまたすべて変わるだろう。予選でメルセデスのマシンから0.1秒差につけることはないと思うけど、チームのメンバーは、僕がどういう状態で予選に臨むのかを理解してくれている。もう少し僕に合うようにマシンを改善し、さらに自信を持てるようにするために、なにをすべきなのかはみんなわかっている。土曜日にはパフォーマンス面で前進できることを願っている」

ストフェル・バンドーン (11番手)

「今日は、なかなかいい一日だった。今日ののラップタイムを見れば、中位グループがどれだけ拮抗しているかがわかる。それがまさに僕たちのポジションだ。つまり、マシンのパフォーマンスを限界まで引き出すには、今週末に自分たちのもとに転がり込むチャンスの一つひとつを最大限に活かす必要がある。さらに0.1秒~0.2秒削ることが、土曜日の予選では大きな違いとなる可能性がある。マシンには、かなりいい手応えを感じている。土曜のFP3の前に、マシンに対して少し調整を加えることになると思う。それによって、わずかながらもさらに前進できることを願っている。ここで一番大事なのは、週末を通してマシンを向上させて、予選に十分に備えることだ。それに向けていい状態に持っていくことは可能だと思う。今週末のさらなる改善を楽しみにしていてもらえればと思う」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

「モナコGPのためにモンテカルロを訪れるのは、いつもすばらしい気分だ。特に今日は比較的短く、トラブルのない一日だったので、なおさら満足している。ほとんど中断もなく、走行プログラムを消化することができた。自慢することではないものの、両セッションを通して2台のマシンがともに勢いを維持できたことは満足のいく内容だった。ストフェルが非常に実りの多い一日を送ってくれたことをうれしく思う。ストフェルと彼のエンジニアは、ストフェルとマシンがどのように機能できるのかをさらに理解するために、前回のレース以来、精力的に仕事に取り組んできた。その努力の成果が表れ始めているように思う。また、ジェンソンにとってもいい一日だった。今日という一日を非常にうまく判断し、FP1ではいつもながら徐々に慣らして、午後には2017年のマシンのグリップやパフォーマンスレベルの高さを体験し始めた。ジェンソンはFP2終了後に、今日はマシンのドライブをずいぶん楽しんだとコメントしており、それがラップタイムにも表れていると思う。今日は週末に向けて着実なスタートを切ることができた。金曜日はデータの確認を行い、土曜日にさらに改善できるようにしていく」

中村聡 (ホンダ R&Dチーフエンジニア)

「今日は大きなトラブルもなく、ジェンソン、ストフェルともに70周超を走行し、ほぼスケジュール通りにプログラムを消化することができ、順調なスタートを切れたと思います。テクニカルサーキットであるここモナコでは、マシンのバランスが非常に重要になってくるため、今日は午前・午後のセッションともにタイヤやガソリンの量をいろいろ試しながら、車高やメカニカルバランス、エアロの調整を行いました。それぞれの状況でベストなセッティングに近づけていくことができたと思います。ジェンソンにとっては久しぶりのF1ですし、昨年からは大きくマシンも変わっているのでチャレンジングな初日だったとは思いますが、そんなことは全く感じさせず、いつも通りの彼らしい正確な走りを見せてくれました。経験豊富な元世界チャンピオンですので、土曜以降のセッションも全く心配していませんし、どのようなパフォーマンスをみせてくれるのか楽しみにしています。ストフェルもF1でモナコを走るのは初めてですが、GP2のモナコウイナーですし、今日は安定した走りを見せてくれました。ここ数週間、彼はチームとともに非常に懸命に作業を続けてきましたし、それが今日実を結んだことをうれしく思っています。オーバーテイクが難しいここモナコでいい結果を残すためには、言うまでもなく土曜の予選が最も重要になってきます。明日は走行がないですが、今日収集できたデータを十分に分析し、予選に向けてさらにいいセッティングを煮詰めていくために、さらにハードワークを続けます」

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カテゴリー: マクラーレン | ホンダF1 | F1モナコGP