レッドブルF1は「今シーズン最大の失望」とラルフ・シューマッハが批判

レッドブル・レーシングは現在、コンストラクターズ選手権で4位につけており、194ポイントを獲得しているが、首位マクラーレンとは365ポイント差をつけられている。チームは、4度のワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンの隣の2つ目のシートで苦戦しており、フェルスタッペンがこれまでのチームポイントのうち187ポイントを稼いでいる。
レッドブルは2025年、セルジオ・ペレスの後任としてルーキーのリアム・ローソンを起用したが、わずか2戦で降格させ、鈴鹿での母国レースに合わせて角田裕毅を起用した。日本人ドライバーである角田はRB21への適応を続けているが、少なくともシーズン終了まではチームに残留するとみられている。
さらに、レッドブルは7月9日にクリスチャン・ホーナーがレッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表を退任し、後任にローラン・メキースが就任したと発表した。交代の理由は正式には明らかにされていないが、多くの主要スタッフの離脱が影響したと考えられている。
フェルスタッペンは、トト・ヴォルフがオランダ人ドライバーとの交渉を認めたことから、メルセデスへの移籍の可能性も取り沙汰されたが、2026年もレッドブルで走り続けることを明言している。
シューマッハはポッドキャスト番組「Backstage Boxengasse」で、ここまでのレッドブルのシーズンについて「最大の失望」と述べた。
「でも、今の結果を見ると、こう言わざるを得ないし、多くの人が僕の発言を好まないだろうけど――チームとして見れば、最大の失望はレッドブルだと言わざるを得ない」と彼は語った。
「確かにシーズン序盤は悪くなかったが、今では本当に無関係にまで後退してしまった。そして正直言って最低だったのはブダペストだ。
マックス・フェルスタッペンが――トロ・ロッソ時代を除けば――あれほど後方を走っていたのは最後にいつだったかすら思い出せない」
フェルスタッペンはハンガリーGPを8番グリッドからスタートし、9位でフィニッシュしてわずか2ポイントを獲得した。一方、角田裕毅は予選16位、決勝17位に終わった。

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