ザク・ブラウン マクラーレンのフォーミュラE撤退は「私に責任がある」
マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、直近シーズンをもってフォーミュラEから撤退した責任は自分にあると明言した。

ウォーキングに拠点を置く同チームは、3シーズンの参戦を経てフォーミュラEから離れることを4月25日に発表。チーム代表のイアン・ジェームズには、非常に難しい課題が突き付けられることになった。

マクラーレン・レーシングはGen2時代の終わりにメルセデスEQフォーミュラEチームを買収したが、今回の撤退により、ジェームズはシーズン12に向けてチームを存続させる買い手を数カ月以内に探す必要があった。

しかし、多くの関心は寄せられたものの、時間的制約が大きく、新たな名称でチームを維持する契約は成立しなかった。その結果、チームのライセンスはフォーミュラE運営組織に返還された。

ロンドンで行われたシーズン最終戦から約2週間、マクラーレンは不本意な形でシーズンを終えることになったが、ブラウンは過去3年間の輝かしい瞬間を忘れたくないと強調する。

マクラーレン フォーミュラE

ブラウンはマクラーレンのファンに向けた公開書簡でこう綴った。

「ハンガリーGPの直前、私はABB FIAフォーミュラE世界選手権のためにロンドンにいた」

「ロンドンE-Prixは今季の最終戦であり、NEOMマクラーレン・フォーミュラEチームとしても最後のレースだった。我々は2023年にフォーミュラEに参戦し、これまでの3シーズンを楽しんできた」

「チームを買収した時点で、すでに非常に優れたプロフェッショナルな組織であり、チーム代表のイアン・ジェームズは素晴らしい仕事をしてくれた。チーム全体は常に我々のブランドと価値観を見事に体現してくれたし、心に残るハイライトも多かった」

「その中には、テイラー・バーナードがフォーミュラE史上最年少ポールシッターとなったことや、サム・バードが2024年サンパウロE-Prixで挙げた初優勝などがある。NEOMもマクラーレンにとって素晴らしいパートナーであり、今後も他の分野で一緒に歩んでいけることを楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / フォーミュラE