角田裕毅 レッドブルF1代表が悔恨「競争力あるマシンを与えられなかった」

夏休み前最後のレースは角田裕毅にとって再び厳しい結果となり、ここ8戦で4度目となるQ1敗退を喫した。さらにミルトンキーンズを拠点とするチームは、新たなパワーユニットを投入するため、レギュレーション上の持ち込み枠外から交換を行い、角田裕毅をピットレーンスタートとした。
この決断により、シーズン後半のエンジン面での安心感は得られたものの、ポイント獲得の望みは事実上断たれた。これで角田裕毅の連続ノーポイントは7戦に伸び、レッドブルのドライバーとしては望ましくない新記録となった。
マックス・フェルスタッペンもこの週末は苦戦し、9位でフィニッシュするのが精一杯だったが、メキースは角田裕毅のパフォーマンスを高く評価した。
メキースは、予選で角田裕毅がフェルスタッペンに非常に接近していたことを強調し、それが角田裕毅にとってこれまでで最も僅差だったと指摘した。
「こういう週末はフラストレーションが溜まりやすい。特にマックスと裕毅にとっては、我々が競争力のあるマシンを用意できなかったからだ」とメキースはハンガリーで、RacingNews365を含む一部メディアに語った。
「さらにそのうえで、シーズン後半のために新しいPUを載せるため裕毅をピットレーンスタートにした。当然、フラストレーションは高くなる」
「現実として、裕毅はおそらくキャリアで初めて、Q1の1回目のアタックでマックスから0.2秒差、2回目のアタックでは0.15秒差という位置につけた。しかもマックスは決してトラック上で楽をしていたわけではなかった」
「だから、これは非常に強い、もしかするとこれまでで最高のサンプルかもしれない。そしてスパでの進歩もあった後だけに、彼とエンジニアリングチームが非常に良い仕事をしている証拠だと思う」

カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング