リアム・ローソン F1オフ週末に明かした夢「いつかバサースト1000で走りたい」

ローソンは現在、F1での将来を懸けて厳しい立場に置かれている。ファエンツァ拠点のチームではアービッド・リンドブラッドが来季シートの有力候補に挙がっており、ローソンとレッドブルの角田裕毅の両名に大きなプレッシャーがかかっている。
チームメイトのアイザック・ハジャーは安泰とされ、来季はレッドブル・レーシングに昇格してマックス・フェルスタッペンと組む見通しだ。一方、今季開幕時にその座に就いていたローソンの来季シートは確約されていない。
そんななか、F1がシンガポールGP(ローソンは15位でシーズン最悪の結果)とアメリカGP(オースティン)との間でオフ週末を迎えるタイミングで、彼は「ザ・グレート・レース」として知られる1000kmのスーパーカーズ耐久レースを観戦している。
ローソンは2023年の「バサースト12時間」開催前に、レッドブルRB7でマウント・パノラマをデモ走行しており、当時「人生で一番クールな体験」と語っていた。
それから2年、今度は正式なレースとして同サーキットに戻る夢を抱いている。
Speedcafeのインタビューで「いつかバサーストで走りたいか」と問われると、23歳のローソンはこう答えた。
「もちろんだよ。F1カーであのサーキットを走ってから、ずっとレースしたいと思ってる。将来、たとえコ・ドライバーとしてでも出場したい」
また、レース前には応援するドライバーとして、幼なじみのマット・ペインを挙げた。2人は同じ通りで育ち、ローソンは「彼がいたから自分はモータースポーツに入った」と語っている。
「子どもの頃から一緒にレースをしてきた親友だから、彼を応援している」とローソンは語った。
ペインはグローブ・レーシングからフォード・マスタング(#19/バサースト仕様では#100)で出場。予選では18番手に沈んだが、2025年シーズンのスーパーカーズ選手権では好調で、9戦を終えて複数勝利を挙げ、ランキング2位につけている(首位のブロック・フィーニーとは345ポイント差)。
F1外の世界に広がるローソンの視野
今季、レーシングブルズでの苦戦が続くローソンだが、F1以外のカテゴリーにも高い関心を見せている。バサースト1000への憧れは、モータースポーツへの純粋な情熱の現れとも言える。
来季の去就が不透明ななか、彼が「レーサー」として自らの幅を広げていく姿勢は、ファンにとっても興味深い兆しだ。
Source: Speedcafe
カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / ビザ・キャッシュアップRB