ジェンソン・バトン 「ランス・ストロールはF1に100%値する」
元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンは、ランス・ストロールはF1で“ペイドライバー”として分類されるという最も難しい仕事を抱えているが、そのプレッシャーを上回る活躍を見せており、F1にいることが“100%”値することを示していると語る。

ランス・ストロールは、父親のカナダの富豪ローレンス・ストロールの金銭サポートもあり、2017年にウィリアムズからF1デビュー。2016年のヨーロッパF3チャンピオンという実績を引っ提げてのことだった。

しかし、F1ファンと専門家は、ランス・ストロールの勝利に焦点を上げるのではなく、ペイドライバーのしてのステータスをターゲットにした。

実際、父親が買収したレーシング・ポイントF1に2019年にすぐに移籍したことで、その見方に拍車がかかった。

2019年にはチームメイトのセルジオ・ペレスを上回れずにいたランス・ストロールだが、今年は予選で対等に戦っており、新型コロナウイルス感染によって2戦の欠場があったものの、8ポイント差でペレスを上回っている。

レーシング・ポイントは、2021年にセバスチャン・ベッテルにシートを与えると報じられており、その際チームを追われるのはセルジオ・ペレスだと考えられている。一部のファンはそれに納得していない。

しかし、ジェンソン・バトンは、ランス・ストロールは、F1でレースシートを獲得するに見合った成績を上げていると語る。

「ランスに関しては本当にそう感じている。彼がいるのは簡単なポジションではない」とジェンソン・バトンは In The Fast Lane で語った。

「彼は人々が自分についてどう思っているかを知っている。基本的に彼の父が彼のためにチームを買った恵まれたドライバーだ」

「ある意味で皆さんは彼がとてもラッキーだと言えるかもしれませんが、僕は彼がラッキーだとは思っていない」

「彼には途轍もないプレッシャーがかかっているし、誰もが父親のおかげで彼はF1にいると誰もが思っている。彼には同情する」

「だが、彼は成績を残している。彼はF1への途中ですべてを獲得した、彼はいくつかの素晴らしい結果を出し、いい走りをしている。バルセロナで彼は4位でフィニッシュした。彼はチェコを倒した。彼は素晴らしい仕事をした。そして、彼は何度もそれをやっている」

「彼が自分自身を楽しんでいるかどうかはわからない。ランスについて話すのは非常に難しいことだけど、彼はF1に100%値する」

「彼は他よりも多くの機会を持っていたか? そうだね。でも、私はそれは彼により多くのプレッシャーをもたらしている思うし、彼について公平であるべきだ」

ただし、ジェンソン・ボタンは、セルジオ・ペレスを外すべきだと感じているわけではない。2014年からチームに所属するペレスはチームと5回の表彰台を獲得した。

「僕たちがマクラーレンでチームメイトだったとき、彼はあまり一貫性がなかった。いくつかのレースでは届いていたし、バーレーンでの彼はとても速かった」

「彼は自分がなぜそんなに速いのかを理解していたかどうかはわからない。しかし、フロントリミテッドの上海のような彼のスタイルに合わない他のサーキットは彼を本当に傷つけた」

「彼はいくつかのトラックで合うという非常に変わったドライビングスタイルを持っていた。それが事実かどうかはわからないけど、彼は非常に速く、本物のファイターだ。ドライバーとして成長し、自分の能力に自信を持っており、長いシーズンの全体像を理解している」

「オーストリアでは、人々が彼に対していくつか仕掛けて、彼がすぐに断念したのを目にしたけど、それは正しいことだったと思う。彼はポイントについて考えている」

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カテゴリー: F1 / ランス・ストロール / ジェンソン・バトン / レーシングポイント