ランス・ストロール アストンマーティン・ホンダF1初走行は割を食った?
アストンマーティンの2026年F1マシンAMR26は、バルセロナで行われたシェイクダウンの最終局面で初走行を迎えた。そのデビューランを担当したのはランス・ストロールだったが、走行はわずか5周にとどまり、十分な周回数を確保できないまま初日を終えている。

チームは水曜日の夜になってようやくサーキット・デ・バルセロナ=カタルーニャに到着し、木曜日はマシンの組み立てとシステムチェックに専念した。

最終時間帯の冒頭でストロールがインスタレーションラップに出走したものの、ガレージに戻って追加確認を行った後、再びコースに出た際にトラブルが発生した。

走行中、コースマーシャルがマシンのLEDライトの異常を確認し、ストロールにストップの合図を送ったとされている。問題はホンダの新パワーユニットに関連した電気系トラブルの可能性が指摘されており、この時点でストロールの周回数は5周のままだった。

翌金曜日、AMR26は再びコースに戻ったが、ステアリングを握ったのはフェルナンド・アロンソだった。チームは両ドライバーに走行機会を与える方針だったとされるが、結果的にストロールの走行時間は約1時間に制限され、アロンソが8時間すべてを担当する形となった。アロンソは非公式ながら49周を走破し、この日の11台中10番手のタイムを記録している。

ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

元アストンマーティンの戦略担当であるバーニー・コリンズは、ストロールの立場について「少し割を食った形になった」との見方を示した。

「彼はもう少し走りたかったはずで、正直なところ、少し割を食ったと感じていると思う」

「ただ、誰が最初に走るかを決めた時点で、それがくじ引きなのか、どのように決めたのかは分からないけれど、そこは運の巡り合わせでもある」

「雨の日に走行が偏るのと同じで、後のテストで周回数を均等にしようとするはずだし、可能であればそれがランスの目標になる」

「バーレーン最終日に周回数を入れ替えられるなら、彼はそれを受け入れると思う。現時点では落胆してはいないはずで、あくまでマシンを理解する段階であって、性能を追う走行ではないと分かっている」

「彼はリラックスして見える。周回数が少なかったにもかかわらず、マシンに苛立っている様子はない」

「これまでファクトリーで積み重ねてきた作業がどれだけ大変だったかも、彼は分かっているはずだ」

AMR26は設計から投入までが極めてタイトなスケジュールとなり、シェイクダウンでも限られた走行時間しか確保できなかった。ストロールにとっては消化不良の初走行となったが、チーム全体としては学習段階にあることを理解した上で、今後の公式テストでの挽回を見据えている。

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カテゴリー: F1 / ランス・ストロール / アストンマーティンF1チーム