ルイス・ハミルトンの称賛がランド・ノリスの神経を逆撫でた瞬間 / F1ハンガリーGP
ランド・ノリスはルイス・ハミルトンの賞賛を喜ぶ気分ではなかったようだ。F1ハンガリーGP後の両者のぎこちないやり取りがテレビで放映された。

マクラーレンは、オスカー・ピアストリがF1初優勝を飾ったことで、2021年のイタリアグランプリ以来となる1-2フィニッシュを達成した。

2回目のピットストップで、ノリスは、チームメイトの前に出るチャンスを与えられ、レースをリードした。だが、その後、マクラーレンからのチームオーダーによってノリスはペースを緩め、再びピアストリにトップの座を譲らざるを得なくなった。

レース後、ノリスはいつもの陽気な気分にはなれなかった。またしても勝利を逃してしまったからだ。

レース後、上位3名のドライバーはクールダウンルームで談笑する。ノリスは表彰台用の2位のキャップを床に放り投げた。

ハミルトンはノリスのことを褒めたがったが、ノリスは奇妙な反応を見せた。

「君たちは速いね」とハミルトンは最初に言った。

ノリスはハミルトンの無邪気なコメントを快く思わなかった。

「ああ、でも7年前は速い車に乗っていたじゃないか」とノリスは答えた。

ハミルトンは「7年前?ずいぶん昔だね。7年前、君はここにいたのか?」と尋ねた。

「まあ、君は持っていた。速い車を持っていた。それを最大限に活用した。今は僕たちだ」とノリスは付け加えた。

ハミルトンはすぐに、不満を言っているのではなく、単に褒めているだけだと説明した。

ノリスが腹を立てたのは、ハンガリーで優勝していれば、ドライバーズ選手権の首位を7ポイント差まで縮めることができたという事実による。7年前というコメントは、ハミルトンが7回のF1ワールドチャンピオンだったことから出た数字だろう。7年前、2017年のマクラーレンは、ホンダエンジンの最終年で最悪の状況だった。

ポールポジションからスタートしたにもかかわらず、ノリスはレース序盤でチームメイトに首位を奪われ、その後後退した。

それでもマクラーレンにとってはポジティブな一日だった。コンストラクターズ選手権では51ポイント差で2位につけている。



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カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP / ルイス・ハミルトン / ランド・ノリス