ホンダF1 「いい形でシーズンを締めくくれるよう一丸となって臨む」と田辺豊治TD / F1アブダビGP プレビュー
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第17戦 F1アブダビGPへの意気込みを語った。

いよいよ今週末に2020年のF1シーズン最終戦を迎える。3月にメルボルンでの開幕戦が中止となって以来、F1とFIAは5カ月半で17戦というカレンダーを策定し、シリーズを運営してきた。最終戦の舞台は、例年と同じくアブダビのヤス・マリーナ・サーキット。しかし、12月中旬開催というのは初めて。最終ラウンドは中東での3連戦としての開催となっている。

先週レースが行われたバーレーンからアブダビへは400㎞程度の距離であり、移動の負担はそれほど大きくない。例年よりも開催時期が遅いため、バーレーン同様に気温はそれほど高くならない可能性もありる。近代的な設備を備えたサーキットは、高速レイアウトのセクター1と2に、タイトなセクションが続くセクター3という組み合わせ。ホテルの下にあるピットレーンからスタートし、ヨットハーバーの間を駆け抜ける。

「今週末は、いよいよ2020年シーズンの最後となる第17戦アブダビGPが開催されます」と田辺豊治はコメント。

「今年のシリーズはコロナウイルスの影響を受け開幕が遅れたことに加え、開催できるサーキットにも限りがあり、7月から12月中旬までの短い期間で多くの連戦を含む全17戦が行われることとなりました」

「開幕戦からここまで、アッと言う間に過ぎていったような気がします」

「最終戦が開催されるヤス・マリーナ・サーキットは、前半に2本の長いストレートがある一方、後半には多くの低速コーナーを有しているテクニカルなコースです。3戦連続で夕暮れ後のレースになりますので、ファンの皆さんには今週もカクテルライトを浴びながら火花をあげて走る美しいマシンの姿を楽しんでいただけるのではと思います」

「先週のサヒールGPは、さまざまな要因で我々にとって思ったような結果が出ない悔しいレースになりましたが、気持ちを切り替えていいかたちでシーズンを締めくくることができるよう、最後までチーム、ドライバーと一丸となって最終戦に臨みます」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1アブダビGP