ホンダF1、4台のうち3台が入賞「まずまずの結果」と田辺豊治TD / F1ベルギーGP 決勝
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPの決勝を振り返った。

F1ベルギーGPでは、レッドブル・ホンダのマックス:フェルスタッペンが3位に入り、6戦連続で表彰台を獲得。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは6位、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが8位とホンダのF1パワーユニット勢は3台がポイントを獲得。

次戦は1週間後、イタリア・モンツァへ舞台を移し、さらなる高速サーキットでの戦いが繰り広げられる。

「今日のベルギーGP決勝では、ホンダのPUを積むマシン4台のうち3台が入賞し、我々にとってまずまずの結果になりました」と田辺豊治はコメント。

「フェルスタッペン選手は、終盤かなりタイヤの劣化が厳しい中でうまくペースをコントロールしながら、3位でフィニッシュ。6戦連続となる表彰台を獲得してくれました。チームメートのアルボン選手もトラフィックのある難しいコンディションの中で厳しいレースとなりましたが、6位入賞となりました。しかし、最終周でポジションを落としたことに悔しさを感じています。グリッド上で唯一ハードタイヤを履いてスタートしたアスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、セーフティカー中にピットインせず、ほかのマシンとは異なる戦略を選択。数々のオーバーテイクを見せ、8位入賞となりました。レースを通して非常に力強い走りをしていたので、展開次第ではもう少し上の順位も狙えたのではと思っています。クビアト選手も粘り強くレースを続けましたが、惜しくもポイント圏外の11位という形になりました」

「次週からはイタリアでモンツァ、ムジェロの2連戦を迎えます。PUモードの使用制限という新たな制約下で初めてのレースになりますので、十分にPUの使い方などのシミュレーションを行った上で戦いに臨みます」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1ベルギーGP