バニャイア MotoGPイタリアGP 小椋藍の猛追を凌ぐ「彼は必ず来ると思った」

母国ムジェロでのレース終盤、トラックハウスの小椋藍が猛追。最終ラップの最終コーナーで仕掛けた小椋藍を、ドゥカティのエースは間一髪で退けた。
「小椋藍は必ず来ると思っていた」
レース終盤、小椋藍は3位を走るバニャイアとの差を縮め続けていた。
バニャイアは小椋藍の追い上げを予想していたことを明かしている。
「小椋藍に1.4秒差をつけてその周に入ったとき、『彼は来る』と思った」とバニャイアは語った。
「通常、彼は終盤の周回で驚くほど速いからだ」
そして予感は現実となる。
「12コーナーで彼のバイクの音が聞こえ始めた。それで、分かった、最終コーナーではできる限り強くブレーキをかけて、彼にスペースを与えないようにしなければならないと思った」
小椋藍は最終コーナーで果敢にインへ飛び込み、一時はバニャイアの前に出る勢いを見せた。しかしバニャイアは切り返しで応戦。コーナー出口で再び前に出ることに成功した。
「もし彼が抜こうとすれば、外に膨らむはずだった」
「だから戦略は正しかった。でもかなり限界だった。ああいう形で最終コーナーで表彰台を失っていたら、大惨事になっていたかもしれない」
「だから、すべてを試した」
最後はドゥカティの加速力が勝った
最終コーナーを先頭で立ち上がったとはいえ、フィニッシュラインまではまだ距離が残されていた。
小椋藍がスリップストリームを使って再逆転する可能性もあったが、バニャイアはドゥカティの強みを生かして逃げ切った。
「今日の僕のバイクはロケットのようだった。だから再び抜かれるのは難しかった」
「最終コーナーではかなりスピンしていたので、できる限り良い立ち上がりをすることだけを考えていた」
「バイクがウイリーしないように、バンプのところでかなり寝かせた。それで十分だった」
さらにバニャイアはエンジン性能にも感謝した。
「エンジンにも感謝している。本当に強力だった」
MotoGPルーキー小椋藍の存在感
今回の攻防は、MotoGPルーキーの小椋藍がトップライダーたちと互角に戦えることを改めて示す場面となった。
バニャイア自身も終盤の小椋藍の強さを高く評価しており、「彼は終盤になると驚くほど速い」と警戒していたことを明かしている。
結果的に表彰台は逃したものの、小椋藍はムジェロの最終ラップでドゥカティのエースを追い詰め、最後のコーナーまで勝負を演じた。母国ファンの前で表彰台を守り切ったバニャイアにとっても、小椋藍の存在は決して無視できない脅威だった。
カテゴリー: F1 / MotoGP
