キミ・アントネッリがフェラーリF1移籍説を否定「メルセデスで勝つことが目標」
2026年F1選手権をリードするアンドレア・キミ・アントネッリが、イタリアで開催された「ロレンツォ・バンディーニ賞」の授賞式で将来的なフェラーリF1移籍の可能性について質問を受けた。しかしアントネッリは、現在の自身の立場を明確にし、メルセデスへの忠誠心を強調した。

19歳のアントネッリは今季、中国、日本、マイアミ、カナダで勝利を挙げ、F1史上最年少の選手権リーダーとなった。その活躍が評価され、イタリア・ブリジゲッラで第33回ロレンツォ・バンディーニ賞を受賞した。

イタリア期待の星に向けられるフェラーリ移籍の視線
ロレンツォ・バンディーニ賞は、1967年モナコGPで事故死したイタリア人ドライバー、ロレンツォ・バンディーニを讃えて創設された賞で、1992年からモータースポーツ界で顕著な功績を残した人物に贈られている。

これまでにミハエル・シューマッハ、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペンらが受賞しており、近年ではオスカー・ピアストリも名を連ねている。

イタリア出身で急速にスターへの階段を駆け上がるアントネッリに対しては、将来的なフェラーリ入りを期待する声が国内で根強く存在する。授賞式でもその話題は避けられなかった。

「メルセデスで勝つことが目標」
アントネッリはフェラーリについて敬意を示しながらも、自身の現在地をはっきりと示した。

「フェラーリは素晴らしいファンを持つ巨大なチームであり、これからも永遠に歴史に残る存在だ」とアントネッリはコメント。

「だが、僕はメルセデスのドライバーだし、僕の目標はメルセデスで勝つことだ」

「彼らは僕が若い頃から大きなチャンスを与えてくれた。僕の歩んできた道のりをずっと支えてくれたし、このチームのためにベストを尽くす責任があると感じている」

「その先については、その時に見てみよう」

現在アントネッリはチームメイトのジョージ・ラッセルに43ポイント差をつけてランキング首位に立っており、メルセデスの将来を担う存在として期待されている。

伝統ある受賞に感激
授賞式では自身の将来だけでなく、伝統ある賞を受け取った喜びについても語った。

「このイベントの一員となり、このような特別な賞を受け取れることは本当に光栄だ」とアントネッリは語った。

「今日ここで、これほど多くのサポートと温かい雰囲気に囲まれていることで、この瞬間はさらに特別なものになった」

「決して忘れることのない経験だし、皆さんと共有できることに心から感謝している」

「このトロフィーを家族、素晴らしいチーム、そしてこれまで僕を支えてくれたすべての方々に捧げたい」

「皆さんの励ましと信頼があったからこそ今の僕がある。本当に感謝している」

メルセデスへの忠誠を改めて強調
イタリア人ドライバーがフェラーリに乗ることは、長年にわたり国内ファンの夢とされてきた。実際にアントネッリほどの才能であれば、将来的にフェラーリが獲得を目指す可能性は十分にある。

しかし今回の発言では、少なくとも現時点でそのような移籍を考えていないことを明確に示した。メルセデス育成プログラム出身のアントネッリは、自身を支えてきたチームへの感謝を繰り返し口にしている。

2026年シーズンはここまで圧倒的な活躍を見せており、まずはメルセデスで世界タイトルを獲得することが最大の目標だ。フェラーリ移籍説は今後も続くだろうが、アントネッリ自身はその雑音に惑わされることなく、目の前の戦いに集中している。

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カテゴリー: F1 / アンドレア・キミ・アントネッリ / スクーデリア・フェラーリ / メルセデスF1