ホンダF1 カナダGP決勝で“改善の兆候”「進むべき方向性は見えた」
ホンダF1にとって2026年F1カナダGPは、結果以上に“改善の手応え”を得た週末となった。

アストンマーティンはフェルナンド・アロンソがリタイア、ランス・ストロールも15位に終わり、チームとしては厳しい結果だった。しかし、ホンダ F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、パワーユニット面では安定した週末だったことを明かし、特にドライバビリティ改善に前向きな兆候が見え始めていると語った。

今大会は雨混じりの難しいコンディションとスプリントフォーマットが重なり、各チームにとってマシンの扱いやすさが大きなテーマとなった。その中でホンダは、単純なパフォーマンスだけでなく“ドライバーが安心して踏める感覚”の改善に重点を置いていることがうかがえる。

ホンダが重視する“ドライバビリティ改善”
「本日も2台ともにパワーユニットに大きな問題はなく、ストロール選手は自身のホームレースを完走することができました。残念ながらアロンソ選手は完走できませんでしたが、パワーユニットの観点では全てスムーズに進んでいました」と折原伸太郎はコメント。

今季のアストンマーティンは、単純な最高速やピークパワーよりも、コーナー立ち上がりや低速域での扱いやすさに課題を抱えているとみられている。特に2026年F1マシンはエネルギーマネジメントと電動比率の増加によって、ドライバーのフィーリング差がラップタイムに直結しやすい。

その中で折原は、今回のカナダGPで一定の改善傾向を確認できたと説明した。

「カナダGPの週末を通じて、ドライバビリティ面で前向きな兆しを確認できました。次戦のモナコではキーになる部分ですのでポジティブに捉えていますが、一方でドライバーが求めるレベルにはまだ至っていません」

低速コーナーが連続するモナコでは、パワーユニットのレスポンスやトルク制御が特に重要になる。ホンダとしても、今回得たデータを次戦へ直結させたい考えだ。

アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム カナダGP

“方向性は見えた” ホンダが次戦モナコへ持ち込むもの
ホンダは今季ここまで、振動対策や制御面の最適化などを継続的に進めている。

今回のカナダGPでは結果面こそ伴わなかったが、折原は改善の方向性そのものには自信を示した。

「進むべき方向性は見えてきているので、引き続き改善に取り組んでいきます」

モナコはパワーよりも扱いやすさと精密な制御が問われるサーキットだ。カナダで見えた“前向きな兆し”を、ホンダがどこまで実戦的な競争力へ変えられるかが注目される。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1カナダGP / アストンマーティンF1チーム