アストンマーティンF1首脳が反省 カナダGPで露呈したオペレーションミス

2026年シーズンのアストンマーティンは苦戦が続いているが、これまで比較的安定していたチーム運営の面でミスが重なったことが、カナダGP後の重要な議題となった。
クラック「今週末はいくつかのミスがあった」
レース後の振り返りについて尋ねられたマイク・クラックは、満足できる内容ではなかったと認めた。
「想像できると思うが、あまり気分の良いものではなかった」
「マシンのパフォーマンスが我々の望む位置にないことと、チームとしてきちんと仕事を遂行することは別の問題だ」
クラックは、ランス・ストロールのマシンからホイールカバーが脱落した件や、スプリントでピットレーンスタートを強いられたことなどを例に挙げ、改善が必要だと説明した。
「これまで我々はもっと良くやれていたし、今後ももっと良くできる。しかし今週末はいくつかの不具合があったので改善しなければならない」
「ランスがホイールカバーを失った件もそうだし、スプリントではピットレーンからスタートすることになった。理想的な状況ではないし、再発防止に向けて取り組まなければならない」
序盤は上位争いも現実は厳しく
アストンマーティンはカナダGPで序盤こそ健闘を見せた。
フェルナンド・アロンソは一時トップ10圏内を走行し、ストロールもピットレーンスタートからポジションを上げた。しかしクラックは、その順位が実際の競争力以上のものだったと冷静に分析する。
「純粋なパフォーマンスという観点では、我々は予想していた位置にいたと思う」
「レース序盤は良い判断がいくつかあり、期待以上のポジションを走ることができた。フェルナンドは一時10番手、ランスもピットレーンスタートから14番手を走っていたので、状況が実際以上によく見えた部分もあった」
「だが現実はすぐに戻ってくる。常に我々がどこにいるべきかを思い出さなければならない」

信頼性向上には手応え
一方で、クラックは信頼性の面では確かな前進があったと評価した。
アストンマーティンは今季、パフォーマンス不足だけでなく信頼性面でも苦しんできたが、カナダではパワーユニット関連のトラブルが発生しなかった。
「カナダでは何が起こるか分からないが、それ以上の波乱は起きなかった」
「先ほど話したオペレーション面の問題を除けば、信頼性という観点では非常に良かった。パワーユニット関連のトラブルは一度もなく、故障もなかった」
「我々は大きく前進してきたと思う。しかしパフォーマンスはまだ本来あるべきレベルには達していない」
アストンマーティンは夏休み前後に大型アップグレードを投入する計画を進めている。今回のカナダGPでは運営面の課題が浮き彫りとなったが、クラックは信頼性向上という成果を土台に、さらなる前進を目指している。
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