ルイス・ハミルトン フェラーリF1のアップグレードに異例の所感「情報がない」
ルイス・ハミルトンが、フェラーリのオーストリアGP用アップグレードパッケージにまつわる謎を解き明かし、それに「普通ではない」特徴があると説明した。

スクーデリア・フェラーリは、前戦カナダGPでメルセデスにコンストラクターズランキング2位の座を明け渡したことを受けて、レッドブル・リンクに新パーツを投入する。ハミルトンは、今なおチームにとって初となるグランプリ表彰台を目指している。

ハミルトンは、前回のモントリオールで新たなアップグレードの投入を要望していた。フェラーリはそれに応える形でアップデートを用意したが、7度のワールドチャンピオンである彼は、その新パッケージが成功したかどうかを判断するために得られる情報が「普通ではない」と説明した。

「まず最初に、アップグレードがあるのはうれしいし、クルマに新しいパーツが付くのはいつもワクワクすることなんだ」とハミルトンはRacingNews365を含むメディアに語った。

「だから、それを届けるために一生懸命働いてくれたみんなに本当に感謝している。でも、実際にどんな影響があるのかは、まだよく分かっていない」

「どれだけダウンフォースが追加されたかといった、通常得られるような情報は今回は得られていないんだ。それが必ずしも明確ではない。でも、前進にはなっていることを願っているし、大きな変化があるとは思っていないけど、良くなっていてくれたらうれしいね」

ルイス・ハミルトン F1 スクーデリア・フェラーリ

ハミルトンはさらに、シーズン序盤の難しいスタートを経てフェラーリでの適応がどう進んでいるか問われたが、「言い訳をしたくない」と語り、きっぱりとした姿勢を見せた。

「この話はもうたくさんしてきたし、これ以上詳しく語りたいとは特に思わない。というのも、これは言い訳ではないんだけど、前戦の前までは僕たちはコンストラクターズランキング2位だったんだ。そして僕たちは、ドライバーとしてもクルマとしてもたくさんの問題を抱えていた。でも、そこに向き合って前に進もうとしている」

「ポジティブな点は、僕たちが改善を重ねていて、前進しているということ。それが外から見えるかどうかは、僕にとってはさほど重要ではない」

「僕自身としては、成長していると感じているし、チームとしても前進している。それが一番大切なことなんだ」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ / F1オーストリアGP