ルイス・ハミルトンが吐露する「F1引退後の不安」
ルイス・ハミルトンは、いずれF1からの引退の時期が来たときに、どのように折り合いをつけるかについて不安を抱いていることを認める。

ルイス・ハミルトンは今後数カ月のうちにメルセデスF1との契約を更新し、記録的な8度目のドライバーズチャンピオンを目指してこのF1での活動を延長することになりそうだ。

しかし、ニコ・ロズベルグやセバスチャン・ベッテルといった長年のライバルが引退するのを目の当たりにしているルイス・ハミルトンは、時間が刻一刻と過ぎていくことに幻想を抱いていない。

今、ルス・ハミルトンは、自分もそれに続く可能性が差し迫っていることを実感しており、2007年のルーキーシーズンにF1シーンに飛び込んで以来、そこにあった彼の人生の大きな空白を置き換えることは不可能な状況であることを公然と認めている.

「自分がやっていることが大好きなんだ」とルイス・ハミルトンはポッドキャスト 『On Purpose 』のインタビューで語った。

「レースをやめたら本当に大変なことになるだろう。僕は30年間レースをしてきた。それに匹敵するものは何かあるだろうか?」


「スタジアムにいること、レースにいること、スポーツの頂点にいること、グリッドの先頭にいること、グリッドを通過すること、あの感動に匹敵するものはおそらくないだろう。やめたら、大きな穴が開くだろうね」

しかし、ルイス・ハミルトンは、人種平等のための絶え間ない運動、環境保護活動家としての熱烈な主張、そして近年は音楽やファッション業界にも精を出しており、モーターレース以外の様々なことに興味を抱いている。

スポーツが終わった途端に生活が一変してしまった元プロスポーツ選手の話を聞いたというルイス・ハミルトンは、同じ轍を踏まないよう、レースと並行して他の趣味にも積極的に取り組むことを目標としていると語る。

「他のアスリートと話したときに思ったんだけど、もしそのことに集中しすぎると、そのことで、自分が愛している他のことが全部消えてしまうんだ」

「ゾーンやフォーカスレーンにとどまりながら、他のスキルを身につけたり、他の情熱を発見したりすることをどのように区分けすることができるだろうか?」

「現役を引退した人たちと話をしたことがあるけど、彼らの多くは、特に引退したときに、すべてがバラバラになり、すべてが地に落ちてしまったと言っていた。それをバックアップするものは何もなかったけど、彼らは次にやることを発見したとね。彼らはこの感情的な発見の旅を経験しているし、それには時間がかかる」

「だから、僕はそうしたことから学んで、自分が情熱を傾けられる他のことを見つけようとしている。だから、今のところ、たくさんのことが計画されていると感じているし、やめるときにも、次のもっといいものがあって、それに移れることにとても感謝している」

それにもかかわらず、ルイス・ハミルトンは、競争心を持っており、何よりもまずレーサーであり続けるとを主張する。

「しかし、僕は常に競争心があるので、僕と父は常にゴーカートトラックに行かなければならなくなることに疑いの余地はない」とルイス・ハミルトンは付け加えた。

「それは僕のDNAの中にある文字通りの紐で、決してずれることはない。僕はすべてにおいて競争心を持っている」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1