救出したFIA医師「ロマン・グロージャンのバイザーは熱で溶けていた」 / F1バーレーンGP 決勝
FIA(国際自動車連盟)の医師イアン・ロバーツは、F1バーレーンGPで大クラッシュを喫して炎に巻き込まれたロマン・グロージャンのヘルメットのバイザーが溶けていたことを明らかにし、より大きな火傷をせずに済んだことは幸運だったと語った。

イアン・ロバーツは、ロマン・グロージャンを救出するためにメディカルカードライバーのアラン・アラン・ファン・デル・メルウェとすぐに現場のマーシャルに加わり、バリアを越えて炎に足を踏み入れた。

イアン・ロバーツは、最初にロマン・グロージャンが彼に伝えた言葉は『座りたい』だったと明かし、次のように説明した。

「彼は非常に震えていたし、バイザーは完全に不透明になって溶けていた。他のすべてが大丈夫かどうかを確認するために、とにかく彼のヘルメットを脱がなければならなかった」

「彼は足と手に痛みを感じていたので、その時点から、彼をマディカルカーに移すことは十分に安全であることはわかっていたし、少し保護をして、火傷にジェルを塗ってから救急車に乗せて医療センターにむかった」

ロマン・グロージャンは、クラッシュ時の衝撃でマシンが2つにちぎれた後、火の海に巻き込まれが、幸いにも軽度の火傷で済んだ。

F1では、燃料タンク周辺に主要な安全設計がなされており、マシンが炎上するようなことは非常に稀なこととなる。イアン・ロバーツは、大きな衝撃にもかかわらず、医療従事者の最初の懸念は火災の影響をチェックすることであったことを明らかにした。

「あのような状況では、炎、煙の吸入、気道が問題になるが、彼のヘルメットにはまったく入り込んでいなかった。我々は彼のヘルメットも調べた」とイアン・ロバーツは語った。

「我々が到着したとき、非常に奇妙なシーンだった。マシンの半分があり得ない方向を向いていて、バリアを越えたところに大量の熱があった。その時点で右を見ると、ロマンが起き上がろうとしているのが見えた」

「我々は彼のところまでたどり着くために何らかの方法が必要だった。消火器を持ったマーシャルがそこにいた。そのため、炎を押しのけることができたし、ロマンは背が高いためバリアを乗り越えることができ、彼を引っ張りだすことができた」

「臨床的に見て、生命を脅かす怪我を避けられたことに非常に満足していた。あとは我々が確認することができた怪我からとにかく彼を快適にしてあげようとしていた」



このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ロマン・グロージャン / F1バーレーンGP / ハース