ジョージ・ラッセル F1ラスベガスGP予選「パワステがないみたいだった」
ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2025年F1ラスベガスGPの予選で4番手を獲得したものの、「ステアリングの問題」によってQ3の走りが崩れたと明かした。

路面が濡れた難しい状況の中で、ラッセルはFP3、Q1、Q2を全てトップで終えるほど速さを示していたが、最後のアタックで突如クルマの操舵感覚を失ったという。

また、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリはQ1で17番手に終わり、直前の雨により極端に滑りやすい路面に苦しんだ。両者ともに、予選ではメルセデスの強さが最後まで発揮しきれない展開となった。

ラッセル「パワステがないみたいだった」
ラッセルはQ3で突如ステアリングが重くなり、コーナーでまともに向きを変えられなかったと説明した。

「Q3は本当にうまくいかなかったけど、最後の3周は何かステアリングの問題があった。パワステを失ったみたいだったんだ。クルマの感触が良くなくて、ポールを取れたとは思わないけど、ああいうことが起きるのは正直かなり厄介だ」

「コーナーで本当に曲がるのに苦労した。問題が何だったのかは分からないけど、Q1とQ2がすごく良かったぶん、Q3だけうまくまとまらなかった」

それでも、ラッセルは決勝でポールシッターのランド・ノリスを追撃できる手応えがあると語る。

「P4は理想的な位置じゃないけど、このサーキットでは何が起きてもおかしくない。すごく難しいセッションだったし、もっと悪い結果になっていても不思議じゃなかった。だけど戦えるポジションではあると思っている」

ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) ラスベガスグランプリ

アントネッリ「最後の周はロックアップして台無しに」
メルセデスのもう1台、17番手に終わったアンドレア・キミ・アントネッリも、直前のアタックでミスが出たと語った。

「最後の周でフロント右をロックアップしてしまった。理由はまだ理解できていない。最後の周だと分かっていたから、ブレーキングは慎重にいって悪いサプライズが起きないように余裕を持たせたんだけど、それでもロックしてラップを失ってしまった」

「本当に残念だ。あのラップ自体はQ1を突破するのに十分な内容だった」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1ラスベガスGP