フランコ・コラピント アルピーヌF1で不振「昨年のような自信が持てない」

2025年シーズン第7戦イモラGPから、成績不振により降格となったジャック・ドゥーハンの代役としてアルピーヌに加入したコラピントだが、これまでの7戦でいまだポイントを獲得できていない。一方、チームメイトのピエール・ガスリーは同期間で13ポイントを稼いでいる。
コラピントは前年、ウィリアムズでローガン・サージェントの代役としてF1デビュー。9戦中4戦でポイント圏内に入り、高く評価された。その活躍を経て、今季からアルピーヌのリザーブドライバーとして契約を結び、途中参戦に至ったが、現時点ではその輝きを再現できていない。
「コーナーに入っていく時に、うまく操縦できないことがある」と彼は語る。
「ターンインの瞬間にマシンが自分の思い通りに動いてくれないんだ。これが自信を失わせている。一年前はそんな感覚はまったくなかったし、すぐに速さを出せていた。今はそこがうまくいかない」
また、現在の課題として「週末全体を最大限に活用すること」が重要だと述べ、次のように続けた。
「チームと一緒に課題の理解に取り組んできたし、少しずつ良くなってきている部分もある。でも、各要素がうまく噛み合ってないと感じる時もあるし、手応えが結果に現れないとモチベーションの維持が本当に難しい」
「ただ、チームとの協力関係は良好だし、裏での進歩は確実にある。時間はかかっているけど、結果は必ず出せると信じている」

今週末のハンガリーGP終了後、F1は恒例のサマーシャットダウンに入り、次戦オランダGP(8月29~31日)まで約1カ月の休みに入る。
多くのドライバーはこの期間に休暇を取るが、第7戦からの途中参戦で不振が続くコラピントにとっては、むしろ取り組みを強化する時期だ。
「僕のシーズンはまだ短い。だからこそ、パフォーマンスに納得がいかない今は、手を止めずに進み続けるしかない」
「もちろんリセットする時間も必要だけど、空いた時間を使って、自分が何を改善すべきかを理解し続けることが重要なんだ」
「夏休み明けには、今よりもっと強くなって戻ってきたい」
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