フランコ・コラピント、ランス・ストロールを痛烈批判「いつも誰かを巻き込む」
フランコ・コラピントが、サンパウロGP決勝のオープニングラップで起きたガブリエル・ボルトレトのクラッシュについて、ランス・ストロールを厳しく非難した。

アストンマーティンのランス・ストロールは、ビコ・デ・パトでボルトレトと接触し、母国レースに挑んだばかりのザウバーのルーキーをウォールへと押し出すかたちになった。

この一件を真後ろで目撃していたコラピントは、ストロールに対し「いつも人を巻き込む」「ミラーを見ていない」と辛辣な批判を展開した。

一方、当事者のボルトレト自身はストロールを責めることを避け、「単なるレーシングインシデント」と冷静に語っている。

以下、発言を逐語的に翻訳したうえで、状況を整理する。

コラピントの非難「ストロールはいつも人を巻き込む」
コラピントは、事故直後に次のように語った。

「ストロールはいつも誰かを巻き込んでいる。ただミラーを見ていないし、走行ラインも残さない。そしてガビを壁に押し込んだ。彼は毎回こうなんだ」

アルピーヌのルーキーであるコラピントは、ストロールの常習性を強く疑うコメントで、怒りを隠さなかった。

ボルトレト「責める気はない。あれはただのレーシングインシデント」
一方、クラッシュを喫したガブリエル・ボルトレト本人は、ストロールへの批判を否定した。

「スタートは良かった。ハミルトンとコラピントをターン6の外側で抜いた。良い動きだったよ。

ターン9の立ち上がりで僕はランスとサイド・バイ・サイドだった。でも責めるつもりはない。単に1周目だったし、僕は外側にいた。彼は思っていたよりわずかに広く走り、その分スペースがなくなった。僕のフロントタイヤに触れて、僕は壁に飛ばされた。

僕はレーシングインシデントだと思っている。もし少しスペースがあればコーナーを回れたし、たぶん追い抜けていたと思う。僕のほうがソフトタイヤで彼より有利だったからね。

でも彼がわざとやったとは思わない。いつも彼と戦うときはフェアだよ。ただのレースだ」

ガブリエル・ボルトレト ブラジルグランプリ

「痛みを伴う母国グランプリ」ボルトレトが週末を総括
サンパウロGPは、ボルトレトにとって非常に厳しいデビュー母国戦となった。
土曜日のスプリントで大クラッシュを喫し、予選に出られなかったことが決勝の後方スタートにもつながった。

「タフな週末だった。忘れて次に進むしかない。ポジティブな点は、国中が僕を応援してくれていたこと。ファンのみんなには感謝している。

でも今日レースができなかったのは悲しい。速さはあったと思うからね。スプリントの僕のクラッシュが原因で予選に出られず、そこがすべての元凶になった。

自分に厳しくするよ。週末で起きたことの連鎖の結果だと思う。母国レースだから余計に痛いけど、結局はただの一戦。良い週末もあれば悪い週末もある。

もうできることはない。分析して学び、次へ進むだけだ」

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カテゴリー: F1 / フランコ・コラピント / F1ブラジルGP / ランス・ストロール