フェラーリF1 FIAのスタート手順変更議論に驚き「最初から分かっていたこと」

こうした状況を受けてFIAが安全面を理由にスタート手順の変更を検討しているとの報道もあるが、フェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールは、この議論の再燃に驚きを示した。
「MGU-Hがなくなればターボラグを管理する必要が出てくることは明らかだった。これは初日から分かっていたことであり、我々がパワーユニットの指針を決める際には、純粋なパワーだけでなくスタートのような側面も含めて評価していた」とフレデリック・バスールは語った。
「だからこそ我々はエンジンについていくつかの決断を下したし、FIAも当初からスタート手順を変更しないという意向をかなり明確にしていた。だからこの話題がバーレーンで再びニュースになったときには驚いた」
「ドライバーに安全面の問題などを提起させるのは簡単だが、実際にはすべて以前から分かっていたことだ。エンジンのアーキテクチャーを決める際には常に妥協がある。一方には可能な限りの最大出力があり、もう一方にはドライバビリティがある。その中で選択を行うのだ」
シャルル・ルクレールもまた、この問題はチームとして想定していた範囲だと説明する。新レギュレーションに対応する開発の段階から、スタートの挙動はすでに検討されていたという。
「これは新しいレギュレーションに取り組み始めたときから考えていたテーマだ」とシャルル・ルクレールは語った。
「スタートが僕たちにとって特に重大な弱点になるとは思っていない。もちろん、まだ実際に経験していない状況については多くの発見が残っている」
「例えばウェットコンディションでのマシンの挙動や、オーバーテイクの状況などだ。テストセッションだけではカバーできない疑問もある。最初のレースウィークエンドでどうなるか見てみよう」
FIAは現時点でスタート手順の問題について公式な見解を示していない。しかし安全面に関わる問題と判断された場合、チームの同意がなくてもレギュレーション変更が行われる可能性がある。フェラーリがすでにこの前提でパワーユニット設計を進めていることを考えると、この議論の行方は2026年シーズンの序盤における新たな焦点となりそうだ。
カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / FIA(国際自動車連盟)
