フェラーリ F1
フェラーリは、F1シンガポールGP決勝レースで、フェリペ・マッサが13位、キミ・ライコネンが15位だった。

今回のフェラーリは、タイトル争いをしているチームとは思えないほど、非常に情けないレースだった。

ポールポジションからスタートしたマッサは、序盤、快調に首位をキープ。しかし、セーフティカー時のピットストップで事故は起こった。

マッサは、何を焦ったか給油リグが刺さったままでピットアウト。根元から給油ホースを引きちぎり、ピットレーンの終わりで停止。クルーが到着し、ノズルを抜くまで多くの時間をロス。最下位で戻ったあと、さらに行為が危険だと判断され、ドライブスルーペナルティが科せられ、ポイント圏外に脱落。その後は、コースオフやスピンなど、精細を欠く走りしかできなかった。タイトル争いをしているマッサとしては、最もやってはいけないノーポイントでレースを終えた。

ライコネン クラッシュ
キミ・ライコネンも不甲斐ないレース。終盤5位まで追い上げたライコネンだが、ターン10の縁石に乗り上げて壁にクラッシュ。レース前から各ドライバーが懸念していたコーナーでのミスでリタイア。4戦連続でノーポイントに終わった。

今回の結果で、残り3レースを残し、マッサと首位ハミルトンの差は7ポイントまで広がった。さらに、コンストラクターズ部門でもついにマクラーレンに首位の座を明け渡したフェラーリ。今後、名門チームは復活することができるのか・・・。

フェリペ・マッサ (13位)
「ほんとに望んでいたクルマで、僕たちの手の中にあった今回のレースを失ったことに対処するのは難しい。僕たちは良い戦略があったし、僕たちが1-2フィニッシュできるあらゆる兆候があった。でも、物事は一瞬で変わるものだし、今日はそれが起こってしまった。ピットストップで一人がミスをした。でも、僕たちは人間だ。僕たちは各自、常にベストを尽くそうとしているし、これらのことは起こりうることだ。セーフチーカーがまだトラックにいて、僕はラップを失わなかった。でも、そのあと僕はドライブスルーペナルティを受け、またその後に左リアがパンクしていることに気づいた。このトラックはオーバーテイクがほぼ不可能だし、後方dえもどることはポイントを獲得するチャンスがないことを意味した。3レースで7ポイント?それは多くもあるし、少なくもある。今日目にしたように、僕たちにはうまくやるためのポテンシャルがあるし、全力を尽くすつもりだ。諦めてはいけないし、僕たちは諦めないと確信している。」

キミ・ライコネン (リタイア)
「彼がミスするかもしれない場合に備えて、グロックにアタックしようとしていた。でも、僕はシケインでわずかに膨らんでしまい、縁石で飛び越えた。マシンが着地したとき、コントロールを失って、バリアで終わってしまった。チャンピオンシップの僕の状況はすでに危うかったので、大きな違いはないけれど、チームはコンストラクダーズチャンピオンシップで大切なポイントを失ってしまったので良いことではない。オープニングラップでクルマは少し難しかったけど、そのあととても良くなって、ハミルトンにぴったり近づくことができるまでになった。セーフティカーが入ったとき、フェリペの後ろでピットに入らなければらなかったので、レースを妥協しなければならないことがわかった。5位に戻ることができたけど、そのあとに説明した事故が起こった。明らかに今日は士気が高くなかった。でも、諦めることには慣れていないし、チームが目標に到達すつのを助けれるようにベストを尽くすつもりだ。」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1シンガポールGP