F2 第10戦 レース2 | G.ラッセルが優勝、福住13位・牧野14位
FIA F2選手権 第10戦 イタリア大会のレース2が9月2日(日)にモンツァ・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)が優勝。福住仁嶺(BWT Arden)は13位、牧野任祐(RUSSIAN TIME)は14位でレースを終えた。
降雨の予報はないものの、朝からぶ厚い雲に覆われたモンツァで、F2シリーズ第10戦のレース2が行われた。前日のレース1で優勝した牧野任祐(RUSSIAN TIME)は4列目8番手から、レース1で上位車の失格により繰り上がり14位となった福住仁嶺(BWT Arden)は7列目14番手からスタートした。
午前10時55分、気温18℃、路面温度22℃のコンディションでレースがスタート。牧野はスタートダッシュでポジションを上げることはできなかったが、1周目に1台をパスし、7番手に浮上する。しかし、3周目の第1コーナーでポジション争いの中、ブレーキをロックさせてしまい、フラットスポットができたことでタイヤの交換を余儀なくされる。ピットインを終えてレースに戻ったが、最後尾にまでポジションを下げてしまった。14番手スタートの福住は、スタートからのポジション取りで後続に先行を許し、1周目に17番手にダウンした。
その後、福住は上位車のトラブルやアクシデントなどでポジションを上げるも、福住自身のペースはあまり上がらず、最終的に13位でフィニッシュ。牧野はピットイン後、ペースを取り戻し周回を重ねたが、大きく開いた前との差を取り戻すには至らず、14位でレースを終えた。
優勝はジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)。2位にはアルテム・マルケロフ(RUSSIAN TIME)、3位にはセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)が続いた。
第11戦はロシア・ソチで、9月28日(金)~30日(日)にかけて行われる。
福住仁嶺(レース2・13位)
「スパのときから、マシン自体はあまり変わってないですね。予選一発の速さは少しずつ改善されているかもしれないんですが、レースペースはちょっとまだです。リアタイヤがあっという間にダメになって、どんどんオーバー傾向がひどくなっていってしまいます。スタートはここ数戦いろいろ試していて、昨日がダメだったので違う方法にトライしたのですが、ホイールスピンしてあまりよくなかったですね。それで順位を落として、そのあとは前のクルマに付いていこうとしたのですが、それには全力で走る必要があって、そうするとすぐにタイヤがダメになってしまいました。今回も厳しいレースでした。ステアリングは今日も依然として左に曲がったままですけども、もう直らないので気にしないことにしました。それも含めて周りのことは気にせず、自分のできる精一杯をしていくしかないと思っています」
牧野任祐(レース2・14位)
「ちょっともったいないレースでした。スタートは昨日ほど完ぺきではなかったのですが、悪くなかったです。ただその後の位置取りで行き場がなくなって、3ワイドぐらいで1コーナーに突っ込んでいきました。それでも順位は落とさなかったし、最初のシケイン出口で前をパスすることに成功しました。でも、3周目の1コーナーで、右前を完全にロックさせてしまったんです。あそこの路面はバンプと言うかちょっとうねっていて、ちょうどそのバンプとブレーキのタイミングが完全にシンクロして、『あれっ』と思った瞬間にロックしていました。なので、ブレーキを抜いてもタイヤが回らず、止まったまま直進してしまいました。それで振動がひどかったので、走り続けるのは無理でした。ピットインして、右前だけ昨日のミディアムタイヤに交換しました。あのまま走り続けていたら間違いなく上位勢と戦えて、表彰台に上がれるか、というところまでは行けていたと思います。それだけに本当にもったいないのですが、ただ今日のレースでも速さは確認できたし、その意味ではそんなに落ち込んではいません。次のソチは初めてのコースですし、全くコース特性が違いますが、同じような速さを発揮できたらと思っています」
カテゴリー: F1 / FIA F2
降雨の予報はないものの、朝からぶ厚い雲に覆われたモンツァで、F2シリーズ第10戦のレース2が行われた。前日のレース1で優勝した牧野任祐(RUSSIAN TIME)は4列目8番手から、レース1で上位車の失格により繰り上がり14位となった福住仁嶺(BWT Arden)は7列目14番手からスタートした。
午前10時55分、気温18℃、路面温度22℃のコンディションでレースがスタート。牧野はスタートダッシュでポジションを上げることはできなかったが、1周目に1台をパスし、7番手に浮上する。しかし、3周目の第1コーナーでポジション争いの中、ブレーキをロックさせてしまい、フラットスポットができたことでタイヤの交換を余儀なくされる。ピットインを終えてレースに戻ったが、最後尾にまでポジションを下げてしまった。14番手スタートの福住は、スタートからのポジション取りで後続に先行を許し、1周目に17番手にダウンした。
その後、福住は上位車のトラブルやアクシデントなどでポジションを上げるも、福住自身のペースはあまり上がらず、最終的に13位でフィニッシュ。牧野はピットイン後、ペースを取り戻し周回を重ねたが、大きく開いた前との差を取り戻すには至らず、14位でレースを終えた。
優勝はジョージ・ラッセル(ART Grand Prix)。2位にはアルテム・マルケロフ(RUSSIAN TIME)、3位にはセルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)が続いた。
第11戦はロシア・ソチで、9月28日(金)~30日(日)にかけて行われる。
福住仁嶺(レース2・13位)
「スパのときから、マシン自体はあまり変わってないですね。予選一発の速さは少しずつ改善されているかもしれないんですが、レースペースはちょっとまだです。リアタイヤがあっという間にダメになって、どんどんオーバー傾向がひどくなっていってしまいます。スタートはここ数戦いろいろ試していて、昨日がダメだったので違う方法にトライしたのですが、ホイールスピンしてあまりよくなかったですね。それで順位を落として、そのあとは前のクルマに付いていこうとしたのですが、それには全力で走る必要があって、そうするとすぐにタイヤがダメになってしまいました。今回も厳しいレースでした。ステアリングは今日も依然として左に曲がったままですけども、もう直らないので気にしないことにしました。それも含めて周りのことは気にせず、自分のできる精一杯をしていくしかないと思っています」
牧野任祐(レース2・14位)
「ちょっともったいないレースでした。スタートは昨日ほど完ぺきではなかったのですが、悪くなかったです。ただその後の位置取りで行き場がなくなって、3ワイドぐらいで1コーナーに突っ込んでいきました。それでも順位は落とさなかったし、最初のシケイン出口で前をパスすることに成功しました。でも、3周目の1コーナーで、右前を完全にロックさせてしまったんです。あそこの路面はバンプと言うかちょっとうねっていて、ちょうどそのバンプとブレーキのタイミングが完全にシンクロして、『あれっ』と思った瞬間にロックしていました。なので、ブレーキを抜いてもタイヤが回らず、止まったまま直進してしまいました。それで振動がひどかったので、走り続けるのは無理でした。ピットインして、右前だけ昨日のミディアムタイヤに交換しました。あのまま走り続けていたら間違いなく上位勢と戦えて、表彰台に上がれるか、というところまでは行けていたと思います。それだけに本当にもったいないのですが、ただ今日のレースでも速さは確認できたし、その意味ではそんなに落ち込んではいません。次のソチは初めてのコースですし、全くコース特性が違いますが、同じような速さを発揮できたらと思っています」
2018年 F2 第10戦 イタリア レース2 結果
P | No | Driver | Team |
---|---|---|---|
1 | 8 | ジョージ・ラッセル | ART Grand Prix |
2 | 1 | アルテム・マルケロフ | RUSSIAN TIME |
3 | 18 | セルジオ・セッテ・カマラ | Carlin |
4 | 6 | ニコラス・ラティフィ | DAMS |
5 | 19 | ランド・ノリス | Carlin |
6 | 14 | ルカ・ギオット | Campos Vexatec Racing |
7 | 9 | ドリアン・ボコラッチ | MP Motorsport |
8 | 7 | ジャック・エイトケン | ART Grand Prix |
9 | 16 | アルジュン・マイニ | Trident |
10 | 21 | アントニ・フォコ | Charouz Racing System |
11 | 20 | ルイス・デレトラズ | Charouz Racing System |
12 | 17 | アレッシオ・ロランディ | Trident |
13 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden |
14 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME |
15 | 15 | ロイ・ニッサニー | Campos Vexatec Racing |
16 | 11 | マキシミリアン・ギュンター | BWT Arden |
17 | 4 | ニック・デ・フリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing |
18 | 5 | アレクサンダー・アルボン | DAMS |
19 | 10 | ラルフ・ボスチャング | MP Motorsport |
20 | 3 | ショーン・ゲラエル | PERTAMINA PREMA Theodore Racing |
カテゴリー: F1 / FIA F2