レオナルド・フォルナローリ、F2タイトル獲得:F3王者からの連覇達成

フィーチャーレースを2位で終えたフォルナローリは、この18ポイントを加算し、最大のライバルであるジャック・クロフォードが11位ノーポイントに終わったことで、残りアブダビ1戦を残して41ポイント差。事実上、タイトルを決定づけた。
フォルナローリがタイトルを決めた背景
フォルナローリはルサイルでポールポジションからスタートし、ポールの2ポイントを含め23ポイントリードの状況でレースに臨んだ。
フィーチャーレースでは終盤まで激しい先頭争いが展開されたが、フォルナローリは確実に2位を確保。一方、追う立場だったジャック・クロフォードは15番手スタートから追い上げるも11位が精一杯でノーポイント。これにより差が41ポイントに拡大し、タイトルが確定した。
リチャード・フェルシュホー、ルーク・ブラウニング、アレックス・ダンの3名も数学的にはタイトルの可能性を残していたが、最終的にいずれもポイント差を縮めることができなかった。

ただし決定には“注意書き”がある
1つ重要な注記として、4位でフィニッシュしたアービッド・リンドブラッドがセーフティカー手順違反の疑いで調査対象となっている。もし5秒ペナルティが科された場合、フェルシュホーが5位に繰り上がり、2ポイントを追加することになる。
その場合、タイトルは再びフォルナローリの手を離れる計算になるが、フェルシュホールが逆転するにはアブダビで以下すべてが必要となる。
・ ポールポジション(2ポイント)
・ スプリント・フィーチャー双方で最大得点
・ ファステストラップポイント獲得
・ フォルナローリは全レースでノーポイント
極めて非現実的な条件であり、フォルナローリの王者は“濃厚”という状況であることに変わりはない。
フォルナローリの特異なキャリアパターン
フォルナローリは昨季F3王座を獲得したものの、シーズン中に一度も優勝しなかったという珍しいチャンピオンとして注目された。最終戦モンツァの最終コーナーでタイトルをもぎ取った劇的な結末も記憶に新しい。
一方で今季F2では4勝を挙げ、特にシルバーストンでのスプリント勝利は2021年以来となる久々のトップチェッカーだった。
興味深いのは、この実績にもかかわらずフォルナローリがいずれのF1ジュニアプログラムにも属していない点である。
F3→F2連覇は、シャルル・ルクレール、ジョージ・ラッセル、オスカー・ピアストリ、ガブリエル・ボルトレトといった“トップカテゴリ直行クラス”の才能が歩んだ道でありながら、F1チームとの結びつきがないのは異例とも言える。
2026年はスーパーフォーミュラ参戦の可能性
現在もっとも濃厚とされている進路は2026年のスーパーフォーミュラ参戦だとされており、参戦すれば世界ラリー選手権2度の王者カッレ・ロバンペラと同シリーズで戦うことになる。
F1シートに直接結びついていないとはいえ、近年のスーパーフォーミュラはF1評価の場として重要性が増しており、日本での武者修行はフォルナローリにとって新たなステップとなる可能性が高い。
カテゴリー: F1 / FIA F2
