バルテリ・ボッタス、F1復帰を前に伝説のフェラーリで市街地ラン
バルテリ・ボッタスは、3月1日(日)に開催されるレプコ・アデレード・モータースポーツ・フェスティバルでクラシックフェラーリのステアリングを握り、現代F1の激務から一転、栄光の過去へとタイムスリップすることになる。ファンにとっては見逃せない機会だ。

キャデラックで2026年にF1グリッド復帰するボッタスは、アデレード市街地で行われる特別デモンストレーションランにおいて、フェラーリの伝説的マシン156/85をドライブする。

現代F1ドライバーが、この競技史上屈指のターボモンスターを操る姿を、歴史ある市街地コースで目にできる貴重な機会となる。

ターボ時代のフェラーリがアデレードに帰還
ボッタスがドライブするフェラーリ156/85は、博物館で埃をかぶっている展示物ではない。このマシンは、1985年シーズンにミケーレ・アルボレトがワールドチャンピオン争いを演じ、ドライバーズタイトルにはわずかに届かなかったものの、フェラーリをコンストラクターズ栄冠の目前まで導いた実車である。

さらに特別なのは、ボッタスがアルボレト本人が使用したオリジナルの27号車シャシーをドライブする点であり、アデレードとF1の象徴的な時代を再び結びつける。

バルテリ・ボッタス フェラーリ

アデレードの市街地が初めてF1を迎えたのも同じ1985年であり、1996年にメルボルンへ移るまで10年間にわたってオーストラリアGPの舞台となった。真紅のフェラーリが再びこの地を駆け抜ける光景は、現代のスターがコックピットに収まることで、強烈なノスタルジーを呼び起こすことになる。

このイベントでは、フェラーリ勢はボッタスだけではない。1985年当時にアルボレトのチームメイトだったステファン・ヨハンソンも、自身の28号車156/85をドライブして走行を披露する。

サーキット外では、ボッタスはイベントアンバサダーとしての役割も担い、アデレード・マリオット・グランド・マーキーでファンと交流し、フェスティバルの雰囲気を満喫する予定だ。

また、週末の土曜日にはホールデンHQモナロをドライブし、オーストラリアン・マッスルカーも体験する。

アデレードでの登場は、フェラーリ製パワーユニットを搭載するキャデラックとともにF1グリッドへ復帰する新たな章を正式に始める直前のタイミングとなる。

それに先立ち、ボッタスは今月後半にバルセロナでキャデラックの初テストを非公開で行う予定だが、アデレードでは祝祭、ヘリテージ、そしてフェラーリのターボエンジンが放つ独特のサウンドが歴史の中に響き渡る瞬間が主役となる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / バルテリ・ボッタス / スクーデリア・フェラーリ / キャデラックF1チーム