エステバン・オコン F1マイアミGPスプリント前のペナルティは「愚かなミス」
エステバン・オコンは、F1マイアミGPのスプリントレース開始前に受けたペナルティの原因は「愚かなミス」だったと語った。

アルピーヌのオコンは、レース前のレコノサンスラップ中に危険な方法でピットガレージを離れ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触したことで10秒のタイムペナルティを受けた。

「リスクを冒す必要があるような瞬間ではないので、正直言って愚かなミスだった」とオコンはF1公式チャンネルに語り、アルピーヌのガレージから出るのをコントロールしていたメカニックとの間に 「明らかな誤解」があったと語った。

「最初は『行け』と言われたんだけど、僕が出ようとしたとき、土壇場で『止まれ』と言われたんだ。でも遅すぎた。だから、僕たち側の大きなミスで、こういうことに関してはもっとうまくやる必要がある」

スチュワードは、メカニックの指示に従わなかったと判断し、オコンに12カ月以上ぶりとなる1ポイントのペナルティを科した。

「証拠映像を見る限り、ドライバーはチーム代表(ナンバーワン)から解放されていないように見えた」とスチュワードは述べた。

「実際、ビデオにはナンバー1がドライバーに止まるよう指示しようとしている様子が映っている。それにもかかわらずドライバーはガレージを出ていき、衝突が起きた。

「ビデオ証拠から、ドライバーはチーム代表者(ナンバーワン)によってリリースされなかったようだ」と彼らは判決した。 「実際、ビデオにはナンバーワンが彼にやめるように言おうとしている様子が映っている。それにも関わらずドライバーはガレージから出ていき、衝突が起きた」

「ドライバーがリリースされず、その結果として衝突が起こったことを考えると、起こったことはいくつかの前例よりも深刻であると考えた」

「したがって、ドライバーには10秒のペナルティと1ペナルティポイントを科す」

スプリントレースを15位で終えたエステバン・オコンは、予選で2つ順位を上げて今日のグランプリに臨んだ。予選ではパワーユニットのトラブルで時間をロスしたという。
「トリッキーなセッションだった」とオコンは語った。 「残念ながら、クルマの挙動に関しては一歩も前進できなかったと思う」

「その上、エンジンが少し足りなかった。ストレートでコンマ1.5秒ロスしたし、すべてが僅差だったので、残念ながらQ3進出には役立たなかった」

「明日までに解消されることを願っているけど、レースではエンジンモードが変わるので、その影響があるかどうかを確認する必要がある。でも、基本的には予選を通して小さなカットがあったし、それがどこから来ているのかを理解する必要がある」

スチュワードは、オコンのチームメイトであるピエール・ガスリーが予選中にファストレーンに誤って入ったかどうかを調査した結果、ガスリーを潔白とした。しかし、周冠宇は同様の行為で正式な警告を受け、ピット出口でホワイトラインを越えたことで叱責を受けた。



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カテゴリー: F1 / エステバン・オコン / アルピーヌF1チーム / F1マイアミGP