レーシングブルズF1 “Bチーム批判”に反論「規則順守に多大な労力」

マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、レッドブル・レーシングとレーシングブルズの関係性について、F1の競技的公平性に疑問を呈する書簡をFIA会長モハメド・ビン・スライエムに送付。その中で、チーム間の協力体制や人材移動の在り方に問題提起を行った。
ザク・ブラウンがFIAに問題提起
ブラウンは以前から、レッドブルGmbHがレッドブル・レーシングとレーシングブルズの2チームを所有している現状に批判的な立場を取ってきた。
今月に入りブラウンは、レーシングブルズの行動が結果的にレッドブル・レーシングを利する形となり、F1のスポーツとしての整合性を損なっている可能性があると主張。さらに、ローラン・メキースが昨年7月にクリスチャン・ホーナー解任後、レーシングブルズから即座にレッドブル・レーシング代表へ移行した件も問題視した。
通常、ライバルチーム間での人材移籍には長期間の“ガーデニング休暇”が設けられるケースが多く、ブラウンはFIA側とこのテーマについて協議したい意向を示している。
パーマネ「我々はルールを非常に厳格に守っている」
これに対し、レーシングブルズのアラン・パーメインは、レッドブルとの関係性にメリットがあることは認めつつも、技術規則を厳格に順守していると強調した。
「我々が恩恵を受けているかと言われれば、オーストリアのレッドブル・コーポレート・プロジェクト・グループの一員であることの恩恵は確かに感じている」とアラン・パーメインはメディアに語った。
「ただ、レッドブル・レーシングとの関係は非常に明確なカスタマー・サプライヤー関係だ。サスペンションやギアボックス、その他テクニカルレギュレーションで許可されたコンポーネントを供給してもらっているだけで、我々はその規則を非常に厳格に守っている」
“独立系”との違いも説明
パーマネは、かつてエンストン拠点のチームで長年働いてきた経験を引き合いに出し、“姉妹チーム”との提携関係がある現在との違いについても言及した。
「実際のところ、そうした関係が一切ないチームで働いた経験もあるし、現在のような関係性を持つチームで働いた経験もある。その中で感じるのは、規則を順守するために非常に多くの作業が必要だということだ」とパーメインは語る。
「本来なら別の分野に使えるはずの労力を、我々はレギュレーション順守の確認に費やしている。だから、現在の我々の運営方法に問題があるとは思っていない」
F1の“Bチーム問題”は再燃へ
今回のブラウンの動きは、F1で長年くすぶり続けてきた“Bチーム問題”を再び表面化させる形となった。
2026年F1レギュレーション導入で各チームの開発競争が激化する中、技術提携や人材共有の在り方は今後さらに敏感なテーマとなる可能性が高い。
特にレッドブル陣営は、レッドブル・レーシングとレーシングブルズの距離感が常に議論の対象となっており、ザク・ブラウンの問題提起がFIAの将来的なルール見直し議論につながるかにも注目が集まっている。
カテゴリー: F1 / ビザ・キャッシュアップRB
